小倉唯、伊藤美来…アイドル声優多数輩出の事務所、社長自ら人材発掘 重視する2つのポイントに「受験の感じだよな」


アイキャッチ画像

5月31日(金)に「ABEMAアニメチャンネル」にアニメ情報番組『SHIBUYA ANIME BASE』第7回がオンエアされ、i☆Risのリーダー山北早紀さん、お笑い芸人の天津飯大郎さんがゲストとして登場した。

この放送回では、アニメ関連業界で働く人の仕事や人柄を深堀りするコーナーの一環として、小倉唯さん、石原夏織さん、伊藤未来さんら多くの人気アイドル声優が所属する芸能事務所、株式会社スタイルキューブ社長の野口隆行さんが登場。アイドル声優発掘の裏側に迫った。

まず、声優をどう発掘してきたか問われた野口さんは「アニメ声優業界に今までいなかったよねって子を押し出していきたい」「それでオーディションをやった結果採用できたのが小倉唯と石原夏織」と秘話を交えつつ、「オーディションをやってはいるんだけどこちらから探しに行くのも積極的にやっていて素人の子でも『◯◯高校に可愛い子がおるで』と聞けば面接して良ければ『うちにこい!』と」と、オーディションのみならず自ら探しにいく姿勢を貫いてきたことを明かす。

スタイルキューブ社長「1万人以上と面接してきた」面接で重視する2つのこととは?

そんな、オーディションなどでのべ1万人以上と面接してきた野口さんにアイドル声優の発掘で大切にしていることを伺うと、「声優さんであることで大きなポイントって声質だと思うんです、これは変えられないから」「(声質は)持っているか基準としてある」「声優としてタレントとして見る声優って絞ると狭まってしまうので声優としてというよりタレントとしてどうか」を重視していることが語られた。

また、面接でみる2つのポイントについて「自己紹介と親」だといい、前者については「自分の良さを知っていることが大事」「自分の良さをどう表現したらいいと思っているのか、表現者としての素養を見る」ことを語る。また親については「親と一緒に育てないといけない、親御さんとすごく連携を取らないといけない」ため、「親がしっかりしているかは見る」と伝えた。

最後に、「野口さんにとってアイドル声優のマネジメントとは?」と尋ねると、「導く役目なんですよね」「5年後こういう未来になっているよね10年後にアニメの世界が変わっているとか、変わっていく世界の中でタレントが活躍できるフィールドを作らないといけない」「僕は40年くらいそればかりやっている」とコメントした。

S

インタビューをスタジオで見ていた番組MCのハライチ・岩井さんは「まさか親もそんなに見ているとは思わなかった」「受験の感じだよな」と驚いた様子で語った。なお、本放送回は前編で、先日6月7日(金)の放送では、野口隆行さん完結編と題し、「業界の中で僕は異端児」と語る野口さんがアイドル声優の地位を作り上げた手腕に迫っている。(見逃し配信可)

オタク総研編集部

著者 オタク総研編集部
アニメやゲーム・ITから最新ガジェットまで幅広い内容をオタク総研編集部やライター陣が深掘りしてお届けします!
メルマガ詳細