X、アダルト・暴力コンテンツの投稿ポリシーを5月に公表していた 「適切なラベル付け」条件に明確化
短文投稿SNSのX(旧Twitter)は4日深夜、公式アカウントを通じて「暴力」「アダルト」に類されるコンテンツの投稿に関する新たなポリシーを制定していたことを報告した。このポリシーは5月にヘルプサイトにて公表されていたが、改めて公に告知することとなった。
日本語でも公開されているこのポリシーは「透明性の向上とルールの明確化を目指す」取り組みの一環として作成したと説明。以前より運用されてきたポリシーとは大枠での変更はないとしつつも、「適切なラベル付けが行われ、目立つ場所に掲載されず、過度にグロテスクでなく、強姦や性的暴行の描写が無い」という状況下において、上記コンテンツの掲載が認められるとした。
We have launched Adult Content and Violent Content policies to bring more clarity of our Rules and transparency into enforcement of these areas. These policies replace our former Sensitive Media and Violent Speech policies – but what we enforce against hasn’t changed.
Adult…
— Safety (@Safety) June 3, 2024
特にアダルトコンテンツのポリシーでは、コンテンツの投稿行為が作成者と被写体との「合意に基づく」必要があるを規定しているほか、暴力的なコンテンツのポリシーも「明示的な暴力の脅迫、煽動、賛美、暴力の願望の表明は禁止」として、以前からの規定を引き継いている。
このポリシーで言う「適切なラベル付け」とは、Xアプリ上で画像・動画を投稿する際に「ヌード」「暴力」「センシティブな内容」という3つの設定項目を指しており、これを付与した投稿には“ぼかし”がかけられ、タイムライン上での直接的な閲覧を避けることができる。また、プロフィール画像やバナー、自己紹介など、人目に触れやすい場所でのコンテンツの掲載は引き続きポリシー違反に該当するとのこと。