ブシロード、直近決算は営業利益96.5%減 スマホゲームのサ終響くもTCGは堅調「プロ野球カード」など新作強化


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ブシロードは14日、2024年6月期第3四半期(’23年12月〜2月)の決算を公表し、連結売上高が6.5%減(前年同期比、以下同)の328億5,876万円、営業利益が96.5%減の7,089万円と減収減益となったことを報告した。

減収要因については主にモバイルゲーム展開に引き続く不調や、コンソールゲームの発売を念頭においた研究開発費の先行計上などが影響したと説明。3四半期累計では約20億円の損失が同ユニットで発生しているとしつつも、直近に「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル2」を始めとした3タイトルのサービスを終了したことで、以降の赤字幅は縮小する見込みとの認識を示した。

また、今後についても「運営規模を徐々に縮小し、収益性の改善を図りながら、ユニットのリソースをコンソールゲームやTCGユニットなどに移行」する姿勢を伝えたほか、自社IPタイトル「バンドリ!ガールズバンドパーティ!」については、自社開発への切り替えを行ったことで売上増加に貢献した。

不調をとなったデジタル事業の一方、トレーディングカードゲームを展開するTCGユニットに関しては前四半期比で売上減とはなっているものの、引き続き堅調に推移しており、「ヴァイスシュヴァルツ」「カードファイト!! ヴァンガード」の好調が貢献している。同社は1月に新作TCG「プロ野球カードゲーム ドリームオーダー」の発売を発表。セパ全球団との展開契約を結んだうえで、4月の第1弾を皮切りにブースターパックを定期的に発売予定しているほか、アニメIPからは『五等分の花嫁』シリーズのオリジナルTCGプロジェクトが始動。4月には長らく同社のカード製造を担っていたメーカーを連結子会社化するなど、新たな展開も見受けられた。

そしてスポーツ事業では、新日本プロレスとスターダムの東京ドーム興行で約2万9,000人を動員するなど堅調に推移。女子プロレス団体「スターダム」については、同社子会社「ブシロードファイト」を団体名に改め、子会社の新日本プロレスリングに譲渡し孫会社化する組織再編を直近におこなった。