セガサミー、遊技事業の「北斗の拳」貢献で大幅成長『龍が如く』『ペルソナ』初週100万本と好調も欧州低迷で特損


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セガサミーホールディングスは今月10日、2024年3月期(’23年4月〜’24年3月)の本決算を発表し、通期業績として売上高が20.1%増の4,678億9,600万円(前期比、以下同)を、営業利益が21.5%増の568億3,600万円をそれぞれ記録したことがわかった。

国内・アジア地域でのコンシューマタイトルや遊技機事業が好調に推移したことが業績押し上げに貢献したほか、国外リゾートの好調も加わり経常利益についても同水準の増益となった。

そのうち、グループ企業のサミーを中心に展開する遊技機事業の営業利益は2022年より2期連続での2倍成長を見せる好調を記録し、200億円台を突破。2023年4月より導入を開始した『北斗の拳』シリーズの遊技機「スマスロ北斗の拳」が大きく貢献しているとしたほか、複数の新作タイトルも堅調に推移したと説明している。なお、パチスロ機の導入台数については前期比減少となったと報告したが、販売スケジュールの見直しによるものだとした。

一方、セガが主体のゲームタイトル販売などを行うエンタテイメントコンテンツ事業については、増収減益に。コンシューマ分野において、主に国内・アジア地域における販売好調や、Rovio社のグループ入りによる業績盛込みで増収となったものの、欧州地域でのンシューマ分野が低調に推移したことで減益になったという。特に欧州地域については大規模な構造改革を実施したことで、約192億円の特別損失を計上していた。

タイトル別の近況としては、本年1月に主力IPの一つである『龍が如く』シリーズ最新作「龍が如く8」を発売し、発売1週間で世界累計販売本数が100万本を突破。翌月2月発売の『ペルソナ3 リロード』に至っては“アトラスタイトル史上最速”の発売1週間で販売本数が100万本を突破するなど、好調となっていた。

ゲーム関連では主力IPである『ソニック』シリーズ最新作の年内発売を控えているほか、アトラスブランドでも新規IPからタイトル展開も予定しているほか、映像事業では映画『名探偵コナン黒鉄の魚影』の配分収入の計上も見込んでいる。(一部表現に誤りがございました。訂正してお詫びいたします。)

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