「なんだけっけこれ?」ブロードバンド時代を築いたYahoo! BB ADSLが3月末で終了…通信速度50MbpsにちなんだPayPayキャンペーンも


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ソフトバングのブロードバンドサービス「Yahoo! BB ADSL」が3月末をもって提供を終了することにあわせて、これまでのインターネットの歴史を振り返る特設サイトが公開されている。

Yahoo! BB ADSLとは2001年にソフトバンクが提供を開始したブロードバンド総合サービス。インターネット接続が高額かつ低速だったころ、アナログ電話回線でも大容量通信を可能にする「ADSL」を活用することで、下り8Mbps・上り900kbpsという世界最高レベルのインターネット環境が実現した。

サービス開始以降、Yahoo! BBは駅前で接続機器のモデムを無料配布する「パラソル部隊」といった大胆な投資を行ったことで一時は2000億円の赤字を計上したものの、瞬く間に浸透し、日本最大級のADSLサービスに。単年黒字化を果たしていた。その後、光回線や無線通信などの進化とともにADSLは一定の役目を終えていったなか、2019年にYahoo! BB ADSLを本年3月末に終了する運びとなっていた。

そんな、インターネットの普及と高速化に大きな影響を与えていたYahoo! BB ADSL。提供終了にあわせて特設サイトが公開され、22年間のインターネットの技術発展を当時のトレンドとともに振り返るコーナーが登場。ページ下部にはサービス開始当初からの利用者の声も掲載されており、「それまでは「仕事で使うもの」というイメージだったのが、自宅でもネットを使いいろいろな情報にアクセスできるようになった」「個人の家でインターネットが常時接続ができるなんて、夢のようだと思いました」などが寄せられている。

また、同時に「22年間ありがとう!ADSLご愛顧感謝キャンペーン」が新たにPayPayで始まった。このキャンペーンは抽選に参加した方の中から抽選でPayPayポイントが累計1万名に当たるというもので、当選金額には「A賞…22万円(運営年数)」「B賞…2280円(月額料金)」「C賞…50円(当時の下り最大速度)」といった、サービスにちなんだ数字が並んでいる。

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