【またぞろ。】きらら連載の新感覚「留年」ガールズコメディを紹介(オタク小話37)
きらら連載中で次にくるマンガ大賞2021ノミネート作品「またぞろ。」を書評とともに面白さをご紹介します!
またぞろ。とは
書籍としての「またぞろ。」について紹介します。
【発行】芳文社
【連載】まんがタイムきららキャラット(2020/8~定期連載)
【単行本】まんがタイムKRコミックス
※以上芳文社・Amazonより引用
”またぞろ”というタイトルには意味があり、以下のように定義されています。
また‐ぞろ【又候】〔副〕
類似する状態が既にあるのに、他の同様の状態が新たに存在することを、一種のあきれた気持・滑稽感を含めて表わす語。「またもや」と同義
※Weblio辞書より
期待作である理由
留年×コメディの新鮮さ
まず申したいのは、以上の文章で”留年”というワードに「は?」となった方はぜひ読んで見るべきです。
まず単行本表紙での「留年式」という看板のネーミングのGoogle日本語入力ですら悩む圧倒的謎感。
2020年より定期連載開始でまだ単行本の1巻が発売された程度なので、モブ含め登場人物は10人もいません。以下の4人が主なキャラです。
- 穂波 殊…主人公・高1(留年)・朝顔の花の根元みたいな髪色
- 広幡 詩季…高1(留年)・割とヤバい
- 六角 巴…高1(留年)・ボーイッシュな方
- 阿野 楓…高1(新規)・相当ハイテンション
なんすかこの紹介は…
面白い点としてはメインの登場人物は全員留年=超しっかり者はいない事が挙げられます。高校1年をもう一回やらせられるキャラがしっかり者なわけないじゃないか。と言えば当たり前ですね…
ですが、もちろん悪い意味で書いているのはなく、の~んびり感が得られるとても留年がコメディに昇華出来ていて面白いです。様々な留年理由が設定されていますがその話も面白いのでぜひ実際に読んで確かめてみてください!
しばしば「留年=重い話題」と捉えられるにも関わらずコメディにうまい具合に落とし込む物語性そのものに対し高い評価が素晴らしいと感じました。Amazonレビュー★4.9も納得の作品です。
宣伝カードも面白い!
先日同じく芳文社の作品「NEW GAME!」の完結記念展に参加した際に頂いたPOP風宣伝カードが面白かったので当メディアイチ推しということで紹介します。
テスト=赤点=留年 という中々面白い広告へのつなぎ方でした。
次にくるマンガ大賞2021ノミネート作
今年春に発売された単行本1巻がダ・ヴィンチとニコニコが運営する「次に来るマンガ大賞2021」にノミネートされていました。筆者も9月にアニメイト秋葉原・芳文社コーナーの特設POPを見て読ませて頂きました。
残念ながら大賞などの受賞にはなりませんでしたが、3500作品以上から選ばれてノミネートされている上に非常にこれからの展開が期待されるイチ推し作品ですのでぜひご一読してみてください!
以上アニメ化含め数年単位で期待できるきらら新作「またぞろ。」のご紹介でした。ぜひご購入してみてください!
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