アニソン特化“2023年カラオケランキング”発表!首位は「アイドル」高難度曲が連発したTOP50


アイキャッチ画像

通信カラオケ「DAM」を運営する第一興商は2023年に放送されたアニメ作品を対象に「テレビアニメ主題歌のカラオケランキング調査」を実施、上位50位を24日に発表した。

ランキングの結果、首位を制したのは『【推しの子】』オープニングテーマ「アイドル」であることが明らかに。「アイドル」は、YOASOBIが昨年4月に先行リリースした楽曲として世界的なヒットを果たし、その人気は本稿にて説明するまでもないほど。アニソンという枠を超え、2023年に発売された楽曲の中で一番歌われた曲となった。なお、「【推しの子】」からはエンディングテーマである女王蜂「メフィスト」も3位を獲得しており、いずれも難易度の高い楽曲にもかかわらず昨年のトレンドに輝いた。

次いで2位には秋放送のアニメ『呪術廻戦』第2期「懐玉・玉折」 OPテーマよりキタニヤツヤ「青のすみか」がランクイン。昨年大晦日に放送された「第74回NHK紅白歌合戦」では作品の特別編集映像とともに本楽曲が披露され、大きな話題に。 8位には、EDテーマの崎山蒼志「燈」もや同作品の2クール目「渋谷事変」の主題歌もそれぞれトップ10入りを果たしているを獲得。特に「渋谷事変」EDテーマのKing Gnu「SPECIALZ」は先日発表された「2023年秋アニメランキング」において首位を獲得しており、昨年後半にかけて『呪術廻戦』がカラオケ利用者の間でも注目を集めていた。

4位にはリリース当時に“異色のコラボレーション”と話題になったMAN WITH A MISSIONとmiletによる『「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』OPテーマ「絆ノ奇跡」が登場。2月2日より世界140か国以上で上映される『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』を控え、世界中で愛されるアニメ作品として根強い人気を誇っている本作、今後も魅力的なコラボレーションに期待が高まる。そして5位は、2023年1月クールのアニメ『東京リベンジャーズ 聖夜決戦編』のOPテーマ・ Official髭男dism「ホワイトノイズ」。アップテンポなロック・ナンバーが作品のイメージと見事に調和し、10月スタートの続編”天竺編“のOPテーマにも起用されていた。

ランキング全50曲の一覧は以下の通り。また、本ランキングの講評として、⽂化放送のラジオ番組「LIVE DAM AiR presents ANISON INSTITUTE 神ラボ︕」にてパーソナリティを務める冨⽥明宏さんからの講評コメントも到着している。

ランキング結果一覧

■通信カラオケDAM 2023年に放送されたアニメ主題歌 楽曲別カラオケランキングTOP50(1位〜50位)

調査期間︓2023年1⽉1⽇〜12⽉31⽇

⽂化放送「LIVE DAM AiR presents ANISON INSTITUTE 神ラボ︕」パーソナリティ 冨⽥明宏 コメント

1位はもちろんYOASOBI「アイドル」︕アニメ主題歌の枠組みを超えて、昨年最も歌われた曲であることはもちろん、“⽇本のアイドル⽂化”をメタ的に表現し尽くしたこの曲が、アニメとのシナジーで国境を越え、記録的なグローバル・ヒットを叩き出した、⽇本のポップス史にとっても重要な曲になりました。

「紅⽩歌合戦」初出場の記憶も新しいキタニタツヤ「⻘のすみか」、崎⼭蒼志「燈」と『呪術廻戦』関連主題歌の⽀持の厚さには⽬を⾒張るものがありますが、同じ『呪術』楽曲の中ではKing Gnu「SPECIALZ」が秋クールにも関わらず、年間6位獲得は凄まじい勢いを感じます。

同じく秋クールではYOASOBI「勇者」、緑⻩⾊社会「花になって」と、⼀般的にも⾼い評価を獲得したアニメ作品の主題歌が、短い集計期間にも関わらず上位に。改めて秋アニメの豊作ぶりが垣間⾒える中、『ポケットモンスター』OPテーマでasmi feat. Chinozoによる「ドキメキダイアリー」が12位、昨年20周年を迎えた『プリキュアシリーズ』最新作のOPテーマ・⽯井あみ「ひろがるスカイ︕プリキュア 〜Hero Girls〜 」が17位と、歴史あるキッズアニメの新主題歌が⼤健闘︕ 個⼈的には25位のえなこ feat. P丸様。

「アイデン貞貞メルトダウン」に注⽬!近年リバイバルしている電波ソングの系譜にある楽曲で、濃厚なアニソン体験ができるのでお勧め。24位、32位にランクインしたオーイシマサヨシは、ユニット・楽曲提供でも⼤活躍で、アニソン・シンガーとしての孤塁を守り続けました。J-POP系アーティストやネット発のアーティストに押されながらも、今年3⽉に初の武道館公演を⾏うオーイシマサヨシ、今年も彼の活躍から⽬が離せません。

2024年もカラオケでアニソン・シーンが盛り上がっていくことに期待しています︕

著者 編集部 アニメ情報担当

icon 関連リンク