【紅白歌合戦】鬼滅の刃は意外と常連?TV初披露の「アイドル」など“アニメ関連楽曲”をおさらい
本日12月31日(日)は大晦日。1年の最後の締めくくりの日として19時20分より音楽番組「第74回紅白歌合戦」がNHKにて放送される。
年の瀬の風物詩「紅白歌合戦(以下、紅白)」はその年を彩った楽曲の数々が披露されることで知られているが、今年はアニメ作品の主題歌などを手掛けたアーティストも多数出場している。本稿では放送に先んじて公開されたセットリストからアニメに関連する曲目をおさらいする。
※以下()内は出場回数
21時までの“前半”には、白組から続編制作も発表され注目を集めたTVアニメ『呪術廻戦』第2期「懐玉・玉折」のOP主題歌「青のすみか」をキタニタツヤ(初)が披露。自身が作詞・作曲・編曲を行ったという本楽曲、今回は紅白のために特別編集された同作アニメの名シーンとともに歌唱が届けられるという。なお、作品関連では『呪術廻戦』にて虎杖悠仁役を演じた榎木淳弥さんが紅白の“VTRナレーター”を担当しているとのことで、呪術ファンは終始必見だ。
一方の紅組からはano(初)がTVアニメ『チェンソーマン』ED主題歌「ちゅ、多様性。」を歌唱する。2022年に放送されたTVアニメ『チェンソーマン』ではED主題歌が毎話異なるというユニークな施策を採っており、VaundyやEveといった12組のアーティストが作品を彩った。今回出場するanoはそのうちの一組として第7話を担当。“あの”名義でタレントとしても活躍しており、ユーモア溢れるキャラクターとともに若年層を中心に人気を博している。
また、前半では白組と紅組のコラボレーション演目が組まれており、紅組はmilet(4)×MAN WITH A MISSION(初)として「コイコガレ」を、白組はMAN WITH A MISSION×miletとして「絆ノ奇跡」を披露する。両楽曲はそれぞれ、本年春に放送されたTVアニメ「『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編」のオープニング主題歌とエンディング主題歌。過去の紅白では『鬼滅の刃』シリーズからLiSAが「紅蓮華」「炎」を、Aimerが「残響散歌」を披露しており、今回で実に5年連続となる。
21時以降に予定されている“後半”では、まず初めに白組より10-FEET(初)が出場し劇場版アニメ『THE FIRST SLAM DUNK』のED主題歌「第ゼロ感」を歌唱する。同作は2022年12月3日に上映を開始し、国内外で“旋風”を巻き起こした。次ぐ紅組からはAdo(初)が「唱」を披露する。昨年の紅白ではAdoは劇場版アニメ『ONE PIECE FILM: RED』とのコラボで同作キャラクター「ウタ」名義で出演していたが、Ado名義でのソロ出演は今回が初。
同楽曲はユニバーサル・スタジオ・ジャパンの新アトラクションのテーマソングとして本年9月にリリースされると、Adoの力強い歌唱とメロディがたちまち話題になり、公開3ヶ月目にしてYouTubeの再生回数は1億回を突破。昨日30日放送の「輝く!日本レコード大賞」では優秀作品賞を受賞していた。
さらに紅組からはYOASOBI(3)が“大トリ”の一つ前という最終盤に登場し、満を持して「アイドル」を披露する。同楽曲は本年春に放送されたTVアニメ『【推しの子】』のオープニング主題歌として4月に配信を開始すると、ストリーミング再生回数は史上最速で累積再生数5億回を突破、BillboardグローバルチャートにおいてJ-POP史上最高位を獲得するなど世界的大ヒットを果たした。同楽曲の歌唱は“テレビ初披露”となることからSNSを中心に注目を放っており、「夜に駆ける」「群青」に次ぐ3度目の出場となるYOASOBIのパフォーマンスに期待される。
今年も残りあとわずか。紅白を楽しみつつ、2024年も素晴らしいアニメと楽曲の数々に出会えることに期待したい。