8割超が「メタバース」を認知、VTuberファンとの親和性は 電通が意識調査を実施


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電通は全国の15~59歳を対象に「メタバースに関する意識調査2023」を実施し、11日に結果を報告書にて取りまとめた。

本調査は、同社グループのXR推進プロジェクト「XRX STUDIO」が主体となって行っており、日本におけるメタバースについての認知度や関心度の把握を狙う。まず「メタバース」という言葉の認知を問うた設問に「どのようなものか知っている」「見聞きしたことがある」と回答した割合が全体の82.1%となり、2021年の18.6%から4倍以上の伸びを記録した。

メタバースプラットフォームの利用経験率は全体で18.0%、Z世代では約4割(39.9%)となっており若年層での積極的な利用がうかがえるほか、普段メタバースプラットフォームを利用している人の1日あたりの平均利用時間は68.8分であることがわかった。

コミュニケーションに関する設問も用意されており、メタバースプラットフォームを一人で楽しむ人は39.6%であったのに対し、リアルでの関係がある知人・友人と一緒に楽しむ人は42.8%であり、対外的なコミュニケーションを求めている利用者も多く占めていることが明らかに。

また、本調査を行うにあたり、今年は特にメタバースと親和性の高い「VTuber応援者」の利用動向にも注目したといい、「好き/応援しているVTuberがいるか」という設問に対しZ世代は全体の32.9%が同意。その中でメタバースプラットフォームの利用経験は「好き・応援しているVTuberがいない」Z世代の28.0%の2倍以上であることが分かり、概ね予想通りの結果になった。

なお、本調査でのメタバースの定義は「VR(仮想現実)・AR(拡張現実)・MR(複合現実)など現実世界と仮想世界を融合して、新しい体験を創り出す技術の総称」としている。

・対象地域:日本全国
・対象者条件:15~59歳
・サンプル数:2000 ※性年代、地域構成比を人口構成比にあわせて回収
・調査手法:インターネット調査
・調査期間:2023年9月25日~9月27日
・調査主体:株式会社電通マクロミルインサイト

オタク総研編集部

著者 オタク総研編集部
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