中東系企業「MBC Anime」が日本アニメ2タイトルに出資 フジ・テレ朝と協力しアラビア語で展開

アイキャッチ画像

サウジアラビアのアニメーション関連企業「MBC Anime」は10月から放送されている日本国内の秋クールアニメにおいて、2作品への製作出資を行っていることを明かした。『Kami.App(カミエラビ)』と「Protocol : Rain(僕らの雨いろプロトコル)』へ出資し、両タイトルはアラビア語への翻訳を行った上でNBCのストリーミングサービス「Shahid」を通じて、アラビア語圏への配信を予定している。

NBC Animeは中東・北アフリカの大手メディアネットワークである『NBC Group」とメディアコンテンツのローカライズを手掛ける「Tokyopop」との提携により本年3月に設立。サウジアラビアを本拠地とし、周辺アラブ諸国向けアニメ作品のローカライズ配信や各種コンテンツのライセンシング業務を行う。今回、製作出資を発表したタイトルはいずれも地上波キー局が主幹事を務めており、『Kami.App』はフジテレビが、『Protocol : Rain』はテレビ朝日がそれぞれ担当している。NBC Animeの発表によると、両タイトルともに製作委員会への参画と出資を行っているとのこと。

『カミエラビ』はフジテレビ「+Ultra」枠にて毎週水曜24:55から放送中のオリジナルアニメ作品。ゲーム「NieR:Automata」のディレクター・ヨコオタロウが原案、「カゲロウプロジェクト」の原作者・じんが脚本、「炎炎ノ消防隊」「ソウルイーター」を生み出した漫画家・大久保篤がキャラクターデザイン、「シドニアの騎士」や「BLAME!」瀬下寛之が監督を務めるプロジェクトとなっている。

一方の『僕らの雨いろプロトコル』は毎週土曜日25時30分よりテレビ朝日「NUMANination」枠にて放送中のオリジナルアニメ作品。「eスポーツ」を舞台とした少年少女たちの青春群像劇を描く作品として、、総監督を『阿波連さんははかれない』『侵略!?イカ娘』を手掛けてきた山本靖貴が、キャラクター原案を『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』『ひもてはうす』等の人気イラストレーター・ぶーたが担当している。

オリジナルアニメ作品という共通点がある両タイトル、前述の通りアラビア語圏のストリーミングサービスでのサイマル配信が行われるとのことで、NBC Animeは「今後も様々な作品の製作に関与する見込みである」との旨のコメントを寄せていた。

©カミエラビ製作委員会
©Team KITSUNE/「ぼくあめ」製作委員会