大丸松坂屋、百貨店で初「3Dアバター」販売へ VR即売会出展などメタバース分野で積極展開
大丸松坂屋百貨店は6日、百貨店業界初となるオリジナル3Dアバターの販売を行うことを発表した。10月17日より「BOOTH」にて販売開始となるほか、販売に先駆け10月9日21:00からはソーシャルVR「VRChat」にて特設ワールドを開設し試着会も実施する。
14名のイラストレーター・モデラーのコラボレーションによって「正装」をコンセプトにした5体のアバターがお披露目となり、販売価格は30,000~36,000円(税込)を予定している。
大丸松坂屋百貨店は本企画の公表に際し、中期経営戦略において「リアル×デジタル戦略」を取っていることを踏まえた上で「加速するメタバースの世界において、新しい体験価値やビジネス機会の創出を図ってまいります。」とコメント。
同社は2020年よりHIKKYが開催する世界最大規模のVRイベント「バーチャルマーケット」に仮想店舗「バーチャル大丸・松坂屋」を5回にわたり出展しており、商品や食品3Dモデルの販売、スタッフアバターによるメタバース接客など、新たなサービスや取り組みに挑戦していた。今回の取り組みでは「メタバースで活躍するクリエイターを企業として支援し、成長するモデルを構築したい」「メタバースの生活者の暮らしを彩り豊かなものにしたい」という2つの想いから、アバター制作に乗り出したと説明している。