「原神」向け不正チートを販売した2名を逮捕=miHoYo社と中国公安
中国のモバイルゲーム開発大手・miHoYoは24日、同社が手掛ける人気スマートフォンゲーム「原神」において、不正チートツールの販売に対する対処を報告した。
報告によると「原神」にて発生した2件のチートツール販売事件を同社が確認したのち、直ちに公安への通報を実施したと説明。協力した上海市公安局(上海徐匯警察)は販売者組織を捜査し、関与したとされる2名の容疑者が法律に基づき刑事拘留したと発表したことがわかった。
本発表に際しmiHoYoは「侵害の取り締まりを実施することで、(原神の)プレイヤーの権利と利益を守る」とした上で、「ゲームの未公開情報の流布、プライベートサーバーやプラグインの制作・販売、海賊版周辺機器の制作・販売などの侵害行為を行っている関係者に対し、直ちに全ての侵害行為を中止するように」と警告した。
miHoYoは直近にもリーク行為を行った中国のゲームサイト運営会社2社を提訴したことを公表していたほか、6月27日に未公開情報を不正な経路から取得しネット上に公開する「リーク行為」に対する公式声明を中国国内向けに発表。声明では「民事責任、行政責任、刑事責任を法に基づき追及し、厳正に取り締まることを宣言します」と厳正な対処を行うことを明言していた。