【オタク小話#12】ゾンビランドサガ2で話題の「佐賀県」を生粋の(元)佐賀県民が徹底解説!

アイキャッチ画像

ゾンビランドサガ2が現在放送中だったりと若干最近存在感を増しつつある「佐賀」を正体を佐賀生まれ佐賀育ちの生粋の佐賀県民がご教授致します。

あ、これオタク小話です。第12回目です~

「佐賀なにもない伝説」

私は佐賀県は日本で一位二位を争うほどなにもない県だと思います。

冗談抜きでなにもないです。

それにはちゃんとしたデータを伴って確信して言えることでもあるので今回はなにもない伝説をご紹介します。

ゾンビランドサガで佐賀に興味を持った人、残念。嬉野温泉と武雄温泉以外まともに宿もないです。住宅地と田んぼ・畑だけです。

ゆめタウン伝説

佐賀県にはなん店舗か「ゆめタウン」っていうショッピングモールがあります。イオン見ないなものです。広島に拠点を置くイズミっていう会社が運営しています。

ゆめタウンは九州中国地方で展開しているのですがゆめタウン佐賀が一番売上成績が良いんです。

普通に考えると喜ばしいことなんですが逆に考えれば佐賀市民はゆめタウン以外行くところがない友言えます。ディスってると思われがちですがマジでこれが現実です。

佐賀市の人口は23万人(減少中)です。そしてゆめタウン佐賀の日曜日の来館者数なんと8万人つまり、佐賀市民の1/3はゆめタウンに行きます。

本当に何もないんです…許してください(泣)

佐賀東部は佐賀市にいかない

佐賀は大きく4つの地区に分類されます。

  1. 佐賀中央部(佐賀市・江北町・多久市・小城市・大町町…)
  2. 佐賀東部(鳥栖市・三養基郡)
  3. 佐賀西南部(
  4. 佐賀北部

このうち2の佐賀東部はそもそも佐賀市に行きません。ようがあるときは北の福岡県筑紫野市、南の福岡県久留米市に行きます。

筑紫野市は4階建ての巨大なイオンモール筑紫野があります。しかも旧鳥栖筑紫野道路五号線という信号が一切ないほぼ高速道路みたいな道があってで15分なんです。

久留米市にはゆめタウン久留米というまぁ巨大なショッピングモールがあり、天神直通の西鉄天神大牟田線が通っています。国道3号線で20分ほどです。

対して佐賀市に行くには40分程かかります。どっちに行くか明確ですよね。

魅力は「サガン」と「バルーン」が口癖

魅力は?って言われるとなんにもないんですよね…

サガン鳥栖というJ1サッカーチームが佐賀県にあるのが取り柄ですね。

バルーンフェスタは県民一大イベント

佐賀インターナショナルバルーンフェスタはバルーン競技の世界大会で毎年11月初頭に行われる佐賀県最大のイベントです。

バルーンの競技場として佐賀平野はなにもないっていう特徴を生かしてくれていますね。嘉瀬川河川敷で全国から有名なで店が大量にやってきてライブなど行われます。

この期間だけ長崎本線が超絶激混みします。1日60便程度の臨時列車をJR九州中からかき集めるレベルです。

あとこの日だけバルーン快速っていう特別種別が運行します。

それほどバルーンフェスタは一大イベントであり、それ以外ないんです。

佐賀県の交通事情

佐賀県を通る鉄道は以下のとおりです。(松浦鉄道線がないですがあれはないようなもんです)

意外と全域を網羅しています。

運行間隔はだいたい以下のとおりです。

  • 長崎本線・・・1時間2~3本(特急2本・普通1本)
  • 佐世保線・・・1時間1本~2本(特急1本・普通1本)
  • 鹿児島本線(鳥栖以北)・・・1時間6本~7本(快速2本・普通2本・特急2本・区間快速1本)
  • 九州新幹線・・・1時間3本(さくら/みずほ1本・つばめ2本)
  • 唐津線・・・1時間1本(普通のみ)
  • 筑肥線・・・同上

こんな感じです。典型的な田舎の路線ですね。鹿児島本線以外。

佐賀市、鹿嶋市は諸富バス・昭和バス・佐賀市営バスが通っていて瓶は少ないですが交通の便は全然マシな方の田舎だと思います。

鳥栖市は交通の街

佐賀県で唯一交通の便に非常に富む地方があります。それは鳥栖市ですね。私の住んでいた市です。

日本最小のJ1チームを持つ市であったり、プレミアムアウトレットがあったりと知っている人もいるのではないでしょうか。

なんか鉄道分岐器を日本で発明した人がいる?みたいなんです。昔は新宿駅並の大きさの巨大貨物・旅客ターミナルがありました。

戦前の鉄道の町は現代でも引き継がれており、市内に新幹線駅1駅と始発駅&全種別停車駅2駅を含む全6駅があります。

また、九州道・長崎道・大分道の4分岐ジャンクションがあり自動車交通においても非常に便がいいです。

なので鉄道にとどまらず九州陸行の要衝でもあるんです。

西九州新幹線で便利になる?

現在、新鳥栖駅~長崎駅間の西九州新幹線が計画されています。

正直佐賀県は何も影響を受けない。寧ろ悪影響。そもそも66キロは特急で十分。

更に新幹線導入でローカル線の需要が減り、最悪配線or三セク化まで懸念されています。

我々鳥栖市民にとっては2つの新幹線路線、2つの在来線の往来を担う超要衝になるのでありがたいですけどね。

個人的佐賀県地区別ランキング

1位:鳥栖市・基山市

J1リーグのサッカーチームの本拠地「駅前不動産スタジアム(旧ベストアメニティスタジアム)」もあり、巨大工業団地もあり、プレミアムアウトレットもある。サロンパス本社もある。

基山も福岡市のベッドタウンみたいな立ち位置ですし。

なんせ交通の便も良い。(鳥栖駅は6番ホームまであります)博多まで快速で20分。程よい田舎だと思います。

中心地は鳥栖駅近辺。スタジアムまで鳥栖駅より徒歩1分と最強の立地。となりに3階建てのショッピングモールもあります。

鳥栖市は県内で唯一人口増加している市に加えて交通の要衝のため多くの物流の本拠地や本社があり潤沢な法人税等の税収があるそうです。

Amazonの九州の配送拠点もあるのでプライム会員じゃなくても2日できます。

2位:佐賀市・神埼市・上峰町らへん

次におすすめは佐賀市です。もちろん県庁所在地でもあり、佐賀県唯一の国立大学「佐賀大学」もあり、意外と若い人が多いです。ラウンドワンもあり一応空港もある。

ショッピングモールも先述の通りゆめタウン佐賀のほか、109シネマズもあるモラージュ佐賀、イオンシネマもあるイオンモール佐賀大和があります。

特急停車駅の佐賀駅もあり交通の便もそこそこです。中心地は佐賀城本丸歴史館近辺です。地方局のサガテレビやNHK佐賀もあります。

特に上峰町は学校給食がタダだったりと、いろいろ教育熱心だと思います。

3位:多久市・鹿島市・武雄市・江北町らへん

次に多久市や小城市らへんです。正直住む文はおすすめしないし、何もないですがここらへんはどちらかというと観光地です。

鹿島は祐徳稲荷神社があったり、海に面しているので海鮮が美味しい。

あと武雄市に佐賀県立宇宙科学館があり、九州1のプラネタリウムもあります。

言うまでもなく嬉野温泉・武雄温泉があり、新幹線の停車駅にもなる予定です。

一応ゆめタウン武雄もあるので買い周りには困りません。

4位:伊万里市・唐津市

ここらへんはもう陸の孤島です。

筑肥線と唐津線しか通っておらず、交通の便はそこそこ悪いほうだと思います。佐賀県から来るまで来る際にも厳木多久有料道路などでの山越えが必要で孤島だと思います。

唐津市は佐賀市についで人口が多いですが人口減少が非常に顕著です。唐津は呼子のイカが有名で非常に魚介類が美味しいです

伊万里市は伊万里焼や伊万里牛・梨などブランドでは有名ですね。若干ですが条里制ののっとったまちづくりにもなっています。

唐津は唐津くんちといったお祭りも活発で地元の人だけでなく多くの観光客を集めるイベントです。

5位:太良町・有田町

ここらへんはもう佐賀というより長崎県です。

太良町は太良みかん、有田町はかの有名な有田焼の有田陶器市が有名です。私も何回か言ったことがあります。

まとめ

以上佐賀県について県民ならではの視点でお伝えしました。

ゾンサガの聖地巡礼したいなら宿は博多でとってください!

以上。