ニコニコ、「ゆっくり実況」商標登録で拒絶通知を受領:ゆっくり文化独占を防止


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ニコニコ動画の運営元のドワンゴは16日、昨年5月に出願した「ゆっくり実況」「ゆっくり解説」「ゆっくり劇場」の3件の商標について、特許庁より拒絶理由通知書を受領したことを正式発表した。

特許庁 経済産業省別館(審判部)

同社は昨年5月に発生した第三者による「ゆっくり茶番劇」の商標問題に関して、”ゆっくり”文化の成長を担った動画投稿サイトとして積極的に活動しており、第三者の独占防止目的で「ゆっくり実況」「ゆっくり解説」「ゆっくり劇場」の3件を商標出願していた。

特許庁より通知された拒絶理由通知書では、〈「ゆっくり実況」「ゆっくり解説」「ゆっくり劇場」という文字列が、「ゆっくりしていってね!!!」や「ゆっくり」と呼ばれるイラストや、日本語音声合成ソフトから生成された音声が用いられている、様々な物事を解説する動画を表すものとして広く使用されていること、また、動画が多くのユーザーによって作成・配信されていることなどから、これらの文字は商標として登録すべきではない〉という旨の記載がなされていたことを報告。

拒絶通知を受け同社は「インターネットミームのようなネット文化に対して丁寧に審査していただいたうえ、拒絶理由について丁寧にご説明くださいましたことにも敬意と感謝を表明いたします。」とコメントしている。

文字商標「ゆっくり茶番劇」に関するドワンゴの見解と対応について