3日連続でアニメ4作品が放送延期を発表…現場への心配の声や「放送作品が多すぎる」という意見も


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直近3日間で現在放送中のアニメ番組の放送延期が4作品たて続けに報じられている。22日にはアニメ『NieR:Automata Ver1.1a』とアニメ『UniteUp!』の第4話以降が、翌23日にはアニメ『あやかしトライアングル』の第4話以降が、さらに翌24日にはアニメ『久保さんは僕を許さない』の第7話以降の延期が各製作委員会から発表された。

4作品とも放送延期の理由としては「新型コロナウイルス「COVID-19」の感染拡大により映像制作スケジュールに影響が生じたため」だとしている。この3日連続の放送延期の発表にアニメファンの間でアニプレックスや制作現場を心配する声や様々な意見が飛び交っていた。

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まだ終わっていない昨年の夏アニメも…

「アニメの放送延期」関連では、昨年夏クールより放送を開始した『異世界おじさん』の件が度々ネット上で話題に挙がる。同作は夏アニメとして放送していたものの、第8話以降の制作が一時困難になったとして放送延期を発表。翌秋クールに8話以降を放送するも、最終話にあたる13話は冬クールとなった現在も放送の目処が立っていない状況だ。

『異世界おじさん』の場合、公式から「中国での映像制作の外注が滞っている」といった事情の説明があったものの、今回発表された4作品については発表されていない。しかしながら、「中国の感染拡大の報道を鑑みると同様の影響だろう」といった声も。

また、2022年は『異世界おじさん』だけでなく『メガトン級ムサシ』のシーズン2や『「艦これ」いつかあの海で』なども放送延期が起こっていた。

アニメ作品の放送延期はコロナ禍以前より起こっており、業界では放送日までに制作が間に合わない状況を「落ちる」と表現されるほど。加えて、冬クールのアニメ制作においては年末年始休暇や中国旧正月(春節)といった影響も加味しなければならないため、制作スケジュールはより厳しいものになることも業界関係者の間で言われている。

さらに、新型コロナウイルスの感染拡大の状況下でも60~70本近いアニメ作品が放送されている現状だったため、「毎週の放送数が多すぎる」という意見もSNSで挙がっており、現場の待遇改善などを心配する声も目立った。

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オタク総研編集部

著者 オタク総研編集部
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