『嫌パン』が帰ってくる!監督が語る3期の見どころ&キャスティングの裏話【つづきみ第26回】

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来る2023年冬クールアニメに備え、昨年末に「つづきみ」第26回が放送された。本番組ではアニメの予告編を一気に観るというテーマのもと64作品のプロモーション映像が集結したほか、『嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい Ver3.0(仮)』監督の深瀬沙哉さんがスペシャルゲストとして登壇。同作の見どころや制作のウラ側を語った。

2023年冬アニメとして第3期の放送を控える『嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい』(通称:嫌パン)は2015年の「アニマルマシーン」40原氏による同人誌が原作の作品で、タイトルの名の通り”嫌な顔をされながらパンツを見てもらうようお願いする”ことが趣旨の異色ショートアニメ。

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2018年にTVアニメ化されて以降、多くのファンからの熱い支持を集め、2019年に2期を配信、3期に向けてクラウドファンディングを昨年実施した。そんな『嫌パン』の監督を務めるのが今回ゲスト出演した深瀬さんだ。

深瀬さんが2016年より毎クール開催している「つづきみ」にゲスト出演するのは実に第9回以来2度目とのことで、早速話題は昨年話題になった制作費持ち逃げ騒動へ。『嫌パン』を巡っては、2022年9月にネットメディア・ねとらぼにて公開された「制作費を持ち逃げしたプロヂューサーを訴える」という記事がSNSを中心に話題になった。

当時『嫌パン』2期の制作に向け、出資者などから集めた制作費500万円以上を同作のプロデューサーに持ち逃げされたという内容で、詳細はねとらぼの記事にて綴られている。本件に触れた深瀬さんは当時を回想し、持ち逃げされたのが放送中だったことから後半は自費で作りました…と語った。

こうして事件を乗り越え制作される3期だが、制作にあたって『嫌パン』ファンからのクラウドファンディングも募っており、新たに「同じキャラを違う声優さんが演じ、エピソード毎に脚本家も変えている」というこだわりが加えられているという。

アニメオリジナルキャラ「グラシェンカ」

深瀬さんによると、このこだわりはいわゆる”会話選択の分岐”のようなもので、もしエロゲーで選択肢分岐の前にセーブ出来ていたら…というコンセプトのもので生まれたものだと説明し、今回はその”選択肢”を増やしたという。

照れながら…罵倒されながら…恥ずかしながら…と様々なパターンをもとにボイスサンプルを事前に作成し、ラノベ作家に提示してシナリオを制作。収録した後に本作の核となる”嫌な顔”を描き起こすという3段仕込みのこだわりが込められている。

キャスティングに関しては今回全部で6通りの「作家✕声優」コラボレーションが実現したといい、中でも『名探偵コナン』目暮警部などでお馴染みの茶風林さんの名前があることに視聴者から驚きの声が。約2年の歳月をかけて出演することが決まったといい、アフレコに臨席した40原先生からも「コレ大丈夫ですか…」と心配されたそう。


また、クラウドファンディングで用意された1名のキャスティング権では道井悠さんが抜擢された。ほかにもアイドルやコスプレイヤーといった方を”チャレンジ声優”と称して起用しているといい、こちらも注目だ。

本作は放送されるものではなく、ネット配信+ブルーレイ版(2023年3月)にて展開予定。深瀬さんは「騙されたと思って1期と2期は無料で公開されているので是非見ていただいてピンときた方は期待してもらいたい」とコメントした。

©40原/嫌パン製作委員会

「嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい」アニメ公式サイト

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