カプコン、半期営業利益は89.8%増『モンハン』など過去作セールス好調で販売本数2385万本


カプコン、半期営業利益は89.8%増『モンハン』など過去作セールス好調で販売本数2385万本
「東京ゲームショウ2025」カプコンブース前(2025年9月25日/編集部撮影)

カプコンは29日、2026年3月期の中間期決算を発表し、売上高が811億5200万円で前年同期比43.9%増、営業利益が393億3300万円で同89.8%増と大幅な増収増益となっていることが明らかになった。

中間純利益も275億1400万円で同80.1%増と同水準での伸びを見せている。主力となるデジタルコンテンツ事業では、前期2月に発売した『モンスターハンターワイルズ』のセールス、新型ゲーム機向け移植タイトルの発売、リピートタイトルの販売強化により、販売本数は2385万本と前年同期の2002万本を上回った。

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新発売タイトルとしては5月に投入した『カプコンファイティングコレクション 2』『鬼武者2』がシリーズファンを中心に支持を集めた。6月には新ハードのNintendo Switch 2向けに『ストリートファイター6』『祇:Path of the Goddess』を発売した。

一方のリピートタイトルは販売本数は2285万本と前年同期の1895万本を上回った。『ストリートファイター6』は新型ゲーム機への展開やeスポーツ展開との連携により累計販売本数が全世界で500万本を突破しまほか、新作を前に『バイオハザード ヴィレッジ』『バイオハザード RE:4』をはじめとした同シリーズタイトルの販売も続伸した。

同社は直近のハイライトとして、9月の「東京ゲームショウ2025」を挙げ、「日本ゲーム大賞2025」において『モンスターハンターワイルズ』が年間作品部門で「優秀賞」を受賞した。今後は大型タイトルとして『バイオハザード レクイエム』『モンスターハンターストーリーズ3』が来年1〜3月期に発売予定となっており、下期での新作伸長を目指す。

著者 経済/社会担当
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