「昔のスマホの方が良かった」機能とは?4人に1人が“過去機種のサイズ感”を支持 ゲオ調査

ゲオホールディングスのゲオストアが公表した、全国の男女550人を対象にした「スマホ選びに関する意識調査」において、最近のスマホから姿を消したデザインや機能に対する消費者の評価が公表された。
同調査では「最近のスマホには見かけなくなったデザインや機能の中で『今でもほしい』と感じるものは」との設問があり、最も多かった回答として「持ちやすいサイズ感・デザイン」が挙がり、25.1%を占めた。4人に1人が昔の機種のサイズ感を高評価していることが判明した。
iPhoneでは「SE」シリーズが現在展開される端末と比較すると小型サイズとなっているほか、かつては2020年と21年に「mini」シリーズと呼ばれる小型モデルが展開されていた。2022年の「14」シリーズからラインナップから消滅したが、コンパクトなサイズ感の需要は引き続き一定数あるようだ。
また、上記の回答では次いで「microSDカードスロット」が19.3%、「3.5ミリイヤホンジャック」が18.7%となっている。特にSDカードスロットについてはかつてAndroid端末に多く搭載されていたものの、現在はごくわずかの端末でしか採用されていない。
消えていく機能がある一方、最新機種で搭載される機能で「自分にはオーバースペック」だと思うものについては「動画撮影時の高機能」が36.5%で最も多く、次いで「高画素のカメラ」が28.5%となった。発達し続けるカメラ性能を使いこなせていないと感じている人が一定数存在することが読み取れる。

同調査では、最新機種ではないスマホをあえて購入・乗り換えたことのある人が46.7パーセントと約半数に及んでいることも明らかになった。スマホ選びの最も譲れない「決定打」となるポイントは「価格」が37.0%で最多だったが、次いで「機能性」が18.8%、「OS・操作性」が12.1%、「デザイン・サイズ感」が11.5%となり、「最新機種」は4.8%にとどまった。
調査結果から、中古スマホ市場が成長する中でスマホの選び方も多様化しており「最新機種=最善の選択」ではなくなってきていることも示唆される。