ゲーミングパソコンGALLERIA、製品ラインを大規模リニューアル！使う人に合わせた全4モデル＋コラボ専用ラインを用意

株式会社サードウェーブが展開するゲーミングPCブランド「GALLERIA」は18日、新戦略・新製品発表会を開き、約5年ぶりに本体ケースのデザインを一新した新製品を発表した。

今回の刷新では、製品ラインアップはコンセプトの異なる5つの新シリーズに再編される。最上位の「Sシリーズ」は、高性能な部品を搭載できるよう冷却性能を高めたフラッグシップモデル。最高峰の性能を誇るプロセッサー「AMD Ryzen Threadripper」を採用するモデルも用意され、高負荷タイトルや生成AIなどへの活用も想定する。

■GALLERIA SMR9E-R59-GL
CPU：Ryzen 9 9950X3D
グラフィックス：GeForce RTX 5090 32GB
メモリ：64GBメモリ DDR5
ストレージ：2TB Gen5 SSD

中心的な位置づけの「Xシリーズ」は、従来のGALLERIA製品の設計思想を受け継ぎつつ、冷却性能やメンテナンスのしやすさを向上させたスタンダードモデルとなっている。これまでのGALLERIAブランドを使っている方にとってはお馴染みのシリーズとなりそうだ。

■GALLERIA XPR7A-R57-GD
CPU：Ryzen 7 7700
グラフィックス：GeForce RTX 5070 12GB
メモリ：16GBメモリ DDR5
ストレージ：1TB Gen4 SSD

一方「Fシリーズ」はデザインを重視しており、本体側面の柱をなくしたピラーレスデザインを採用。内部のパーツを見せたり、ライティングをカスタマイズしたりできる点が特徴で、ライトなユーザー層も訴求する。また、CPUクーラーには水冷機構を採用することで、高いデザイン性と冷却性能のバランスを担保した。

■GALLERIA FPC7A-97XT-B
CPU：Core Ultra 7 265F
グラフィックス：Radeon RX 9070 XT 16GB
メモリ：16GBメモリ DDR5
ストレージ：1TB Gen4 SSD

「Eシリーズ」は、小型で高性能なモデルとして2026年の発売が予定されており、インテリア性を重視している。

そして最後の「GSLシリーズ」は、特定のストリーマーやeスポーツチームと共同で開発するコラボレーションモデルとして随時展開。発表会では第一弾としてVTuberの渋谷ハルさんとのモデルが発表された。今後はにじさんじ所属VTuber「葛葉」さんモデルなどの展開を予告している。

■GALLERIA SHPC7A-R56T16G-B 渋谷ハルコラボモデル
CPU：Core Ultra 7 265F
グラフィックス：GeForce RTX 5060 Ti 16GB
メモリ：16GBメモリ DDR5
ストレージ：1TB Gen4 SSD

今回製品を全面的に見直した背景について、サードウェーブはPCの使われ方の変化もあると説明。これまでの主な用途だったゲームプレイに加え、動画配信やコンテンツ制作といった「作る側」としてPCを使う人が増えるなかで、GALLERIAはプレイヤーだけでなくクリエイターも含めた、より幅広い層に向けて製品を展開していく方針を示した。

また、ゲーム、メタバース、デジタルクリエーションを使って自身の可能性を広げる挑戦をしている人達をデバイスで支えるという思いを込めて、ブランドスローガンを従来の「BREAK THE NORMAL」から「THE OTHER REAL」へと改められている。