「みんなのGOLF」新作に不具合多発、最新アプデで「誤OB判定」など一部改善へ シリーズ初のマルチプラットフォーム作品


「みんなのGOLF」新作に不具合多発、最新アプデで「誤OB判定」など一部改善へ シリーズ初のマルチプラットフォーム作品

バンダイナムコエンターテインメントが9月4日にリリースしたゴルフゲーム「みんなのGOLF WORLD」が、発売直後から多くのユーザーから不具合報告を受けている。

みんなのGOLF(みんゴル)はソニー・インタラクティブ・エンターテイメントが1997年から発売するゴルフゲームシリーズ。「みんゴル」といえば原則PlayStation系列でのみの展開だったが、今作はバンダイナムコエンターテインメントがSIEとのライセンス契約のもと開発しており「シリーズ初のマルチプラットフォームで登場!」と公式もアピールしていた。

本作は、直感的な操作というシリーズの基本は受け継ぎつつ、シリーズ最多のプレイアブルキャラクターを用意し、時間の概念や変化に富んだ「バラエティモード」など新要素を導入。意欲的な作品となっている一方で、その完成度には疑問の声が少なくない。

不具合の具体例としては、グリーンにボールが乗っているにも関わらず「OB判定」や「アンプレイアブル判定」となる現象、さらにはショット時の操作レスポンスの悪さといった体感操作との「ズレ」が指摘されていた。

こうした状況を受けて、公式はSteam版とNintendo Switch版などに対してアップデートを連続して実施。Ver.1.0.2 にて「ワールドツアーの進行不能になる事象」「特定条件でトルネードカップにてOB判定になる事象」の修正、キャディの「ファー」というセリフの削除などが盛り込まれており、さらに「特定条件でグリーン上でアンプレヤブル判定になる事象」「特定条件でカップインするとOB判定になる事象」も、原因が判明したものは修正対象とされた。また、Ver.1.1.1 では「ジャストインパクトの調整」「ショット決定時にズレる感覚の緩和」といった改善が行われる。

ただし、ユーザーコミュニティでは依然として「キャディ乱入など演出関連の不具合」「判定のズレ」が残っているという報告があり、公式も“引き続き修正・調整を進めてまいります”と表明している。

著者 テクノロジー/ゲーム担当
ほんの少し視点を変えてみるとテクノロジーはもっと面白くなる。そんな考えのもと、最新のIT、ガジェットに関するホットな話題や、エンタメを楽しむならコレ!といった耳寄り情報も提供しています。