回線品質の検証の場と化す「コミケ」目前…ソフトバンク、電波対策を発表 今年の取り組みは


回線品質の検証の場と化す「コミケ」目前…ソフトバンク、電波対策を発表 今年の取り組みは

ソフトバンクは、8月16日から17日に東京ビッグサイトで開催される「コミックマーケット106」において、来場者向けに大幅な電波対策を実施すると発表した。

コミックマーケットは1日に十数万人が来場する大規模イベントで、SNS投稿や電子決済、地図アプリの利用などでスマートフォン使用頻度が高く、トラフィックが集中しやすい環境となる。そのため、テクノロジー界隈の間では通信品質を評価するベンチマークの場にもなっている。

同社は会場のエリアごとの混雑傾向を踏まえた電波対策を毎年実施しており、今回の取り組みでは会場の屋内外全体でSA利用環境を整備し、SAによる高速・大容量の通信サービスを提供する。SAの活用により4G LTEのネットワーク負荷を軽減し、混雑時もより安定した通信サービスの提供を目指す。

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そして会場周辺では一部の基地局において高速・大容量通信が可能なSub6に対応したアンテナを新たに設置する。これにより混雑が見込まれる開場前の東側待機列エリアにおける通信容量を拡充する。

さらに開場前の東側待機列エリアにおいて従来配備していた移動基地局車に加えて、今回新たに衛星通信サービス「Starlink Business」を活用したWi-Fi環境を整備する。一部のトラフィックをWi-Fiへ分散することで輻輳(ふくそう)を防止し、混雑時も安定した通信サービスの提供を図る。

著者 テクノロジー/ゲーム担当
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