ホロライブのカバー、VTuberグッズの新物流センターを本格運用 最も伸び著しい領域に投資


ホロライブのカバー、VTuberグッズの新物流センターを本格運用 最も伸び著しい領域に投資

「ホロライブプロダクション」で知られるカバーは25日、VTuber事業の規模拡大に対応するため、複数の倉庫拠点を集約した新たな物流センターの本格運用を6月23日から開始したと発表した。

カバーは主力事業の一つとして所属VTuberのグッズ販売を行うマーチャンダイジング分野を展開。今回の物流拠点再編について同社は「VTuberの人気拡大に伴う取扱量の増加や多様化するニーズに対応するための重要な転換点となる」と位置づけている。

具体的にはEC物流事業などを展開するトランスコスモス株式会社の協力を得て物流機能の統合を実施。所属VTuberタレントのグッズ販売において、品質向上と効率向上を図るとしている。

また、新物流センターではマニュアル作業に加えて自動仕分けロボット、搬送コンベア、ランダム封函機、オートラベラーなどのロボットを活用した自動化も導入。これにより、効率向上と品質向上が期待されるという。同社は本取り組みについて「事業成長を支える基盤強化の一環であり、コスト削減効果も見込んでいる」と説明した。

カバー社の2024年度決算では、今回の物販領域がもっとも力強い成長を見せた。トレーディングカードゲーム『hololive OFFICIAL CARD GAME』が「想定を大きく上回る販売実績」を記録したことなどにより、同事業の売上高は205億3900万円(前期比64.6%増)と大幅に伸長した。

著者 編集部 IT/デジタル担当
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