「Xbox」が2万円超の大幅値上げ 日本は最安6万円台、海外は限定モデルがPS5 Pro超え

マイクロソフトは自社ハード「Xbox」本体の価格を世界規模で引き上げることを発表した。対象地域は日本、アメリカ、欧州などで、新価格はすでに適用されている。
日本国内では上位モデルの「Series X」が66,978円から87,980円に、同Series Xのデジタルエディションが59,978円から79,980円と大幅に値上がりした。また、廉価モデルの「Series S(1TB)」は67,480円へ、最安の512GB版も4万円台から62,480円へとそれぞれ値上げした。
海外モデルは「PS5 Proより高い」
値上げ幅は世界的にも大きい。例えばアメリカでは「Series X」が499.99ドルから599.99ドルに、「Series S」も379.99ドルに引き上げられた。特に最高位モデル「Series X SPECIAL EDITION(海外のみ)」に至っては729.99ドルと、690ドル台であるソニーの新型ハード「PlayStation 5 Pro」よりも高値となっている。
欧州でも「Series X」は499.99ポンド/599.99ユーロとなり、それぞれ20ポンド/50ユーロの値上げとなる。
ゲームソフトにおいても、一部の新作タイトルが年末から79.99ドルで販売される予定だが、既存のタイトルにはこの価格改定は適用されないとのこと。そのため、今後の大型タイトルで新価格が導入される見込み。「また、このホリデーシーズンから、一部のフルプライスの新作ゲームの価格を79.99ドルに調整する予定です」(公式のFAQより)
加えて、欧米を中心に一部のコントローラーやヘッドセットにも価格の小幅な引き上げが予定されている。
同社は近年、サブスクリプションサービス「Game Pass」に注力しており、『Call of Duty』といった多数の人気タイトルを月額制でプレイできるという点が支持され好調に。自社開発タイトルを含め、ソフトウェアへのシフトがうかがえる。