『僕とロボコ』劇場版公開、チョコプラ松尾「ここからです。あの名探偵に勝つには。」監督と健闘誓う

週刊少年ジャンプ連載の『僕とロボコ』より、初となる劇場アニメが先日4月18日(金)に全国劇場公開を果たした。この度、上映開始を記念した舞台挨拶が翌19日に開催され、松尾駿(チョコレートプラネット)、津田美波、長田庄平(チョコレートプラネット)、主題歌を担当したano、大地丙太郎監督が登壇した。
公開前に行われたプレミアムイベントに続き、松尾は主人公のメイドロボ・ロボコの完全コスプレ姿で登場。「まずは嬉しいです!皆さん来ていただきありがとうございます!ただ…ここからです。あの名探偵に勝つには。皆さん2回3回くらい劇場に足を運んでいただければ!」と現在大ヒット中の映画のことをライバル視していた。


これにはボンドの声を務めた津田は「リピーターを増やしたい!みんなに沢山観ていただきたい!」大地監督も「本作の告知が出た途端、『名探偵』のプロデューサーから『(公開日を)ぶつけて来ましたね…』と言われてゾッとしました」と健闘を誓った。
そしてゲスト声優として大幹部役を務めた長田は役に近づくために喉ケア、筋トレ、そしてシークレットブーツを履いて生活していたとボケながら「昨晩、腹で映画館に観に行きました。普段だったらムビチケをいただけるのに今回はいただけず…。だから『名探偵』の方に行こうかなと思った」といじけると、相方の松尾から「名探偵を1回観に行ったら、こっちは2回観るんだよ!」と釘を刺した。
田中真弓、野沢雅子、千葉繁、上坂すみれら豪華声優陣の参戦も話題の本作。松尾は「僕はその中での主演ですから。一番前に自分の名前がありますからね。背負えているのかな?いや、背負えているようで嬉しい」と誇らしげ。長田も「ゲスト声優という事では僕も並びは同じ。ここまで来たか…という感慨がある」と嬉しそうに豪語していた。
主題歌『ロりロっきゅんロぼ♡』を書き下ろしたanoは「主題歌がスクリーンから流れてきた時は感動。とても良い曲になったという自信があるので色々な人に聴いてほしい」と手応え十分で、松尾も「超可愛い曲で作品の世界観にも合っている。MVも可愛くて最高です」とお気に入り。
津田も主題歌を絶賛し「バズッていただければ!」と願い、大地監督が「これで今年の年末の紅白に行ければ!」と期待をかけると、松尾は「ほんと、頼むね。紅白に行ったら後ろで踊らせて」と直談判した。
最後にコメントが寄せられ、大喝采で舞台挨拶は幕を閉じた。
大地監督「世の中に暗いニュースが多い中、心から笑えるって必要な事。こんなにギャグの詰まった映画を作れたことを幸せに思います。とにかく笑ってください」
ano「『僕とロボコ』があったから生まれた音楽なので、素敵な出会いだったと思います。嫌なこととかを全部忘れて笑える作品なので、何回も観て笑って帰っていけるといいなと思います」
長田「相方(の松尾)が収録の期間、楽屋で台本を見ながら練習していて、僕らのネタもこのぐらいやってくれたいいのにってくらい頑張っていた。その集大成がここに出ていると思います」
津田「映画館で笑って声を出すってなかなかないと思うんですけど、『僕とロボコ』ではそれをぜひやってもらいたい。劇場で一体になって笑って帰ってくださいね」
松尾「声を出して笑って観ていただいて、そしてもう一回映画を観に来てください。そうしないと名探偵は超えられませんから。みなさん、いいですか?『真実はいつもひとつ、膝はいつもふたつ』で覚えてください」
©宮崎周平/集英社・劇場版「僕とロボコ」製作委員会