もはや“PS5不要”なPS Portalのクラウド機能がさらに便利に!接続の順番待ちなど続々

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは本日10日より、PlayStation Portalリモートプレーヤー向けのシステムソフトウェアアップデートを配信した。今回のアップデートでは、PlayStation Plus プレミアム加入者向けに提供されているクラウドストリーミング(ベータ版)のユーザー体験向上を目的とした新機能が追加される。
クラウドストリーミング(ベータ版)とはPlayStation 5本体を介さず、サーバーから直接PS5用タイトルをストリーミングでプレイできる機能。これまでのPS Portalでは本体との接続が必須であったため、利用の幅が制限されていたが、このクラウドストリーミング機能ではPlayStation Plusのゲームカタログに含まれる一部タイトルにアクセス可能となっている。
今回のアップデートでは、ますゲームタイトルの並び替え機能が追加された。クラウドストリーミングのカタログ画面に新たなアイコンが設けられ、「最近PS Plusに追加(デフォルト)」、「名前」、「発売日」に応じたソートが可能になる。
また、サーバー混雑時にはストリーミングの「順番待ち」機能が導入され、待ち時間の目安が表示されるようになった。プレイ順が来ると、ゲームが自動的に開始される仕組みとなっている。
ゲームプレイ中にクイックメニューを開いた場合や電源ボタンを押してレストモードに移行した場合などに、一時的にゲームが停止する機能も実装された。オンラインマルチプレイ時など一部の状況では一時停止が適用されないことがあるほか、10分以上操作が行われない場合、セッション終了が近い旨を知らせる通知も追加された。
また、プレイ中のゲーム画面を記録するキャプチャー機能がクラウドストリーミング中でも利用可能となる。クリエイトボタンを短く押すことでメニューを表示し、長押しでスクリーンショット、ダブルタップでビデオクリップの録画を行うことができる。これらのデータは自動的にクラウドに保存され、PlayStation Appのゲームライブラリー内「キャプチャー」から14日間アクセスできる。
なおクラウドストリーミング(ベータ版)はまだ実験段階にあるため「最終的な体験とは異なる場合があります」としている。