「PS Portal」の魅力倍増?レトロゲームの単独プレイに対応…今はPS5不要で新作もプレイできる

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が近日より、PlayStation Portal向けに試験提供しているクラウドストリーミング機能において、新たに「PS1」や「PSP」など過去コンソールタイトルの配信を開始していることがわかった。
対象となるのは、同社サブスクリプションサービス「PlayStation Plus」の加入者向けコンテンツ「ゲームカタログ」にて公開されているタイトルとのことで、公式側からは特段のアナウンスは行われていないが、現在PS Portalから直接ストリーミングプレイが可能になっている。
ここでのクラウドストリーミング機能とは昨年11月に試験リリースされたもので、現在は前記PlayStation Plus プレミアムの加入者が利用できる。
PS PortalはPS5本体のリモートプレイヤーという位置づけで発売され、本体との接続が前提となっている。用途は明確な一方で「活用範囲が狭い」「Switchが買えるほど高値」といった点が指摘されていたが、この機能を使うとPS5本体を介さずに(=PS5不要で)サーバーから直接ストリーミングされたゲームをプレイできる。
ベータ版ではローンチ時より『Ghost of Tsushima』『FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE』など120本以上のPS5用タイトルが用意されており、ストリーミング解像度は最大1080p/60fpsに対応していた。これに加えて、今回新たに『サルゲッチュ』や『鉄拳』などのクラシックにも対応したことで、総タイトル数は200を超えている。
なお、クラウドゲーム機能はSIEだけでなくマイクロソフトも推進しており、Xboxブランドでは昨年11月よりベータ版で提供している同機能において、自分が購入したタイトルも限定的にプレイできるようになっていた。当時発売直後だった新作「ドラクエ3」HD-2Dがスマートフォン、タブレット、テレビ、VRヘッドセット、パソコン用ブラウザなどでプレイ可能になるとして一部で注目されていた。