大学生は「iPhone以外の購入は眼中にない」のか 約9割がiPhoneユーザー、新機種への関心は限定的


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株式会社RECCOOは3月、Z世代特化の調査ソリューション「サークルアップ」を通じて、今回のテーマはスマートフォン、とりわけAppleの新製品「iPhone 16e」に対する大学生の意識についての調査結果を公表した。

調査によれば、大学生の93%が「iPhoneを使用している」と回答し、若年層におけるiPhoneの圧倒的なシェアの高さが明らかとなった。さらに、そのうちの92%が「iPhone以外(≒Android)の購入を検討していない」と答えており、他ブランドのスマートフォンが選択肢に入っていないと回答したという。

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一方で、新製品に対する関心は限定的であるとも示唆された。Appleが今春リリースした「iPhone 16e」に関し「購入したいと考えますか」との設問に対して71%が否定的な姿勢を示した。高いブランド力を持つ一方で、16eにおいてはスペック、価格、販売時期などを考慮したのか、買い替えには慎重な判断を下している様子がうかがえる。

他社の調査でも80%近く高い割合

また、「iPhone 16eに搭載される新機能は必要なものであると考えますか」という問いに対しては、65%が「そもそも新機種の詳細を知らない」と回答した。必要と回答したのは15%にとどまり、20%は「必要でない」としている。多くの大学生が新モデルの技術的進化に関心を持っていないことが示された。

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出所=MMD研究所

なお、本調査の大学1年生から4年生までの326名に実施しているが、2024年10月に公表されていた「MMD研究所」によるスマートフォン利用調査(34,868人)で公表された年代別iOSシェアでも「10代女性80.2%」「20代女性80.9%」と先述の数値に近い高い割合を示した。一方で20代男性は69.9%となり、女性ほどではないが高い数値となっている。

著者 編集部 IT/デジタル担当
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