「史上最強の親子喧嘩により倒壊」秋田書店、本社建て替えに「刃牙」の名場面を工事現場に掲出


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秋田書店は24日、老朽化に伴う本社屋の建て替えに際し、自社を代表する格闘漫画「刃牙」シリーズを題材にした演出を工事現場に設置した。本社屋前に「史上最強の親子喧嘩により本社屋は倒壊いたしました」との掲示が行われている。

「刃牙」シリーズは、1991年より「週刊少年チャンピオン」で連載が開始された格闘漫画として、累計発行部数1億部を超える。主人公・範馬刃牙が、父である範馬勇次郎と対峙する「史上最強の親子喧嘩」は、作品の中でも名場面として知られている。

今回、解体作業が進む秋田書店旧本社屋(東京都千代田区)の工事現場では、この「親子喧嘩」の激闘をモチーフにしたグラフィックが3月24日より掲出された。本社屋は1973年に竣工していたが、新社屋への建て替えを決定。2027年9月の竣工を予定している。

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秋田書店本社屋工事現場: 東京都千代田区飯田橋2-10-8

「刃牙」シリーズの作者である板垣恵介氏は、今回の演出について「ビル1棟で済んだのは幸運というべきだ、ほんの小競り合いだったのだろう……」とコメントした。

さらに、秋田書店の山口社長は「老朽化に伴い社屋を解体する運びとなりました。近隣の皆様には大変ご迷惑をおかけいたします。こっちの勝手な解釈ですが、この塀の向こうで範馬家の最強親子喧嘩が繰り広げられていたと想像してみてください。殺風景な工事現場も少しは楽しめる場所になるのでは。やはり勝手な解釈ですね。しばしの間、ご迷惑をおかけいたしますがお許しください」と述べた。

■「刃牙」作者・板垣恵介先生
ビル1棟で済んだのは幸運というべきだ、ほんの小競り合いだったのだろう……
■秋田書店 代表取締役社長 山口徳二
老朽化に伴い社屋を解体する運びとなりました。近隣の皆様には大変ご迷惑をおかけいたします。
こっちの勝手な解釈ですが、この塀の向こうで範馬家の最強親子喧嘩が繰り広げられていたと想像してみてください。殺風景な工事現場も少しは楽しめる場所になるのでは。やはり勝手な解釈ですね。しばしの間、ご迷惑をおかけいたしますがお許しください。
■常務取締役 沢考史(グラップラー刃牙連載開始時編集担当)
新しいマンガ! 新しい世界!! 新しい時代!!!
創り出すエネルギーが、刃牙と勇次郎の「地上最大の親子喧嘩」には噴出しています。
その勢いで、まずは弊社旧社屋を大解体・超粉砕!
秋田書店も新しい時代に生まれ変わります。
近隣の皆様、誠に恐縮ですがしばしのご寛恕お願いいたします・・・拝!

著者 編集部 アニメ情報担当