コトブキヤ、自社プラモシリーズをテレビ朝日系でアニメ化 昨年には資本業務提携で「IP共創」推進

ホビーメーカー・コトブキヤが展開するプラモデルシリーズ『アルカナディア』より、決定していたテレビアニメ化の詳細が公開された。新たにティザービジュアルが解禁され、テレビ朝日系での放送も決定した。
昨年12月にアニメ化が発表されSNS上でも話題となった本作。アルカナディアとは、「SF×ファンタジー」をテーマに掲げ2021年12月より販売を開始しており、メインキャラクターデザイナーにはイラストレーターのnecömi氏を起用し、独自のデザインと造形クオリティが注目を集めている。
この度公開されたビジュアルには未知の生命体「ディアーズ」の姿をした少女“ルミティア”が辺りを興味津々に飛び回る姿、そしてその後方には、そんなルミティアを見守る青年の姿が描かれている。
あわせて、『アルカナディア』の企画とプロデュースを担当する千葉翔平氏から、アニメ化にあたりコメントも寄せられた。「昨年末シリーズ3周年となる記念の日に、テレビアニメ化を発表させていただきました。壽屋のオリジナルプラモデルシリーズとしては、フレームアームズ・ガール以来2度目のテレビアニメ化となります。この大きな挑戦にプロデューサーとして責任の重さを感じ、関わってくれる関係者様が増えていくほどプレッシャーがどんどん大きくなっていく毎日ですが、この重圧に負けずなんとか駆け抜けてこれている気がします。ひとえに3年も本シリーズを楽しみ、応援してくれている皆様のおかげでございます!」
コトブキヤ(壽屋)と放送先であるテレビ朝日をめぐっては、2023年11月に資本業務提携を、2024年1月には増資による株式追加取得で壽屋がテレビ朝日ホールディングスの持分法適用会社になるなど、強固なつながりがある。この提携で両社は相互に協力するパートナーとして「オリジナルIP・コンテンツの共同開発及び二次利用の共同開発」「両社の保有するIP・コンテンツを活用した商品化、メディア展開等におけるさらなるビジネス展開」「メタバースなど新領域でのビジネス展開」「人事交流を通じた両社のコンテンツ開発・展開力の強化」などを挙げていた。
『アルカナディア』は3月22日・23日に東京ビッグサイトで開催される「AnimeJapan 2025」にも出展する。イベントでは、特製ポストカードの配布やティザービジュアルの大型ウォール展示が行われる予定とのこと。また、「テレビ朝日」ブース(ブースNo.:A29)では、解禁されたティザービジュアルを大型ウォールで展示するほか、ルミティアをはじめとしたプラモデルの展示も予定されている。
©KOTOBUKIYA / ARCANADEA Project