往年のMSX2向けRPG『BURAI 上巻』令和の時代にNintendo Switchで復活 完結編も後日発売予定
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1980年代後半にMSX2向けに発売された往年の名作RPG『BURAI』の上巻がNintendo Switch向けに移植し、2025年初夏に発売される。(発売元:メビウス)
本作は飯島多紀哉氏(当時のペンネーム:飯島健男)がシナリオを手掛け、荒木伸吾氏と姫野美智氏によるキャラクターデザイン、ロックバンドSHOW-YAが関わっており、40分を超える壮大なオープニングや個性的なキャラクター達による重厚なストーリーが展開されている。当時としては画期的な美麗グラフィックとサウンドクオリティで、多くのゲームファンの心を捉えた作品として今なお語り継がれている。
シナリオを担当した飯島氏は「当時はまだRPGにストーリー性を重視したシナリオが注目されていませんでした」と当時を振り返りつつ「30年以上前の作品だからといって決して今の時代にも見劣りしない『BURAI』の世界をぜひお楽しみください」とコメントを寄せている。
そんな本作の衣装となる今回のNintendo Switch版では、オリジナル版の魅力を損なうことなく、ステートセーブ・ロード機能やゲームの巻き戻し機能、壁紙変更、マニュアル閲覧機能などの新機能を実装。さらに、今後は続編「BURAI 下巻 完結編」も発売予定とのことで、二者のデータ連動にも対応するという。
本作はMSXライセンシングコーポレーション公式のエミュレーター「MSXPLAYer」を採用しており、メビウスは今後も同エミュレーターを活用して、MSX時代の名作タイトルを順次Nintendo Switch向けに移植していく方針。
シナリオ担当 飯島 多紀哉(旧ペンネーム:飯島 健男)さん メッセージ
僕が30年以上前にシナリオを手掛けた「BURAI」がNintendo Switchで遊べるようになりました。
当時はまだRPGにストーリー性を重視したシナリオが注目されていませんでした。
そんな中、30分以上のオープニング、多種多様のキャラクター性、ただの悪役では終わらないヴィランたち、二転三転する勢いのあるストーリー展開、それらに心血を注いだ新しいRPGの形をリバーヒルソフトさんの力を借りて作り上げました。
30年以上前の作品だからといって、決して今の時代にも見劣りしない「BURAI」の世界をぜひお楽しみください。
ディレクター 宮崎 慈彦(現ワールドネバーランドシリーズ プロデューサー)さん メッセージ
『ブライ』の制作は、動画をパソコン上で見ることができなかった8bit時代の大きな挑戦でした。当時の私たちは、限られた技術や容量の中で「どこまで表現できるか」に情熱を燃やしていました。ゲーム開発のツールや手法がまだ確立されておらず、ゲーム会社ごとに独自の技術を磨きながら競い合っていた、まさに熱い時代でした。
飯島さんが福岡の開発現場に来られた際、シナリオの執筆はまだ完了しておらず、資料として持ち込まれた大きなバッグには、びっしりと書き込まれたノートが詰まっていました。それらが学生時代から書き溜められたシナリオやプロットの山だと知ったとき、壮大な「飯島ワールド」の秘密を垣間見た思いがしました。
『ブライ』は、まさにその「飯島ワールド」の魅力が炸裂した物語だと思います。そして、荒木さんや姫野さんの手によって、それが美しいビジュアルへと昇華されていく瞬間に、ディレクターとして立ち会えたことは、私にとって生涯の宝です。
BURAI 上巻(ぶらい じょうかん)
対応ハード:Nintendo Switch
ジャンル:RPG
プレイ人数:1人
発売日:2025年初夏
レーティング:取得予定
権利表記:(c)althi Inc.(c)飯島多紀哉.(c)Shannon.(c)2025 MSX Licensing Corporation All Rights Reserved. ’MSX’ is a trademark of the MSX Licensing Corporation.