マイクロソフト、ゲーム事業は減収…Xboxハードの売上3割減を絶好調のサブスクで一部相殺


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マイクロソフトは1月29日、2025年第2四半期(10-12月期)の決算を発表。全体としてAI関連分野の好調が顕著だったが、ゲーム部門においては売上高が前年同期比7%減を記録した。同社によると、「コンテンツとサービスの成長がハードウェアの減少によって相殺」されたと伝えている。

主な要因はカンファレンスコールで説明されてある通り、Xbox本体の販売台数が29%減少したことによるものとしつつも、サブスクリプションサービス「Xbox Game Pass」は過去最高の四半期収益を達成し、成長を見せていることも明らかに。

特にPC版の契約者数は30%以上増加する好調ぶりで、これらが牽引したことで同四半期の累計ストリーミング時間は過去最高の1億4,000万時間に達した。

そして、Game Passが成長した要因のとして、2024年10月に発売された「Call of Duty: Black Ops 6」を挙げた。同作はマイクロソフト傘下のアクティビジョン・ブリザード社の人気シリーズであり、Game Passで初めて投入したことで、シリーズ史上最多のプレイヤー数を記録した。これに加えて、PlayStationでも展開し四半期のトップセラーになる好実績を残したと説明した。

カンファレンスコールでサティア・ナデラCEOは投資家向けに「長期的な成長に向けて、高収益のコンテンツとプラットフォームサービスを軸に、事業の収益性向上に注力している」と述べ、クラウドへの転換戦略が奏功していることを強調した。

著者 編集部 IT/デジタル担当
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