アンカー、一部の紛失防止トラッカーを自主回収 磁気カードへ悪影響与える可能性


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アンカー・ジャパン(Anker)は14日、自社が昨年11月に発売した充電式カード型紛失防止トラッカー「Eufy SmartTrack Card E30」について、一部の磁気カードに不具合を誘発する可能性があることが判明したとして、製品の自主回収を決定した。

なお、本件は「一般的には人体に影響を及ぼす危険性はございません」とのこと。

同社によると、昨年12月に顧客から製品の磁石による磁気カードへの不具合報告が寄せられたことで、調査を実施。その結果、製品に使用されている磁石が一部の磁気カードに影響を与える可能性があることが判明した。製品開発段階において、磁気ストライプを使用したカードや通帳等の磁気保磁力などで、十分な検証が行われていなかったことが原因という。

これを受けて同社は製品の新規出荷および販売を直ちに停止。現在は磁気カードへの影響を考慮した改良版の開発を進めており、本年3月中旬の発売を予定しているという。なお、ICチップなど磁気を使用していないカードについては影響がないとしている。

対象製品の回収については、同社ウェブサイトでのオンライン受付および電話での受付を開始。同社は「製品をご愛用いただいている皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」とコメントしている。

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問い合わせは、同社ウェブサイトまたはフリーダイヤル(0120-253-004、平日9時から17時)まで。

【参考:修正されたFAQ】財布の中にクレジットカードなどと一緒に入れても支障はないですか?
A:磁気カードに対しては不具合を誘発する可能性があるため、財布に入れる等近接した状態での使用はお控えください。一般的なICカード等磁気を持たないカードに対しては干渉することはありません。また、使用環境にフィットしやすいように作られているため、初期状態で少し湾曲している可能性はありますが、製品の仕様に影響はありません。 (2025/1/14追記修正)

著者 編集部 IT/デジタル担当
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