【現地速報】冬コミケ、初日は15万人参加 前回比2万人増、会場でも盛況ぶりを実感


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12月29日から30日にかけて、東京ビッグサイトにて大型同人誌即売イベント「コミックマーケット105(C105)」が開催中。初日となった本日29日は15万人が参加したことがわかった。一日単位では前回のC104が13万人であったため、2万人ほど増加した。(速報値)

毎年夏冬シーズンに開催される「コミックマーケット」は、アニメやゲーム系ジャンルの個人クリエイターが自作する同人誌の販売を主に、コスプレイヤーたちが撮影を応じるコスプレエリアや、企業が出展ブースを構える企業エリアなどが展開。会場となる東京ビッグサイトを全館使用する一大イベントになっている。

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企業エリアのようす

今冬のコミケは前回に引き続きチケットとリストバンドによる完全有料制で実施。一日あたりの人数制限を設けずに、各日十数万人の来場を見込んでいたが、過去二度の開催を上回る参加となった。なお、今回は2014年以降初の12月31日=大晦日を含まない会期となっていた。

※C105 1日目速報値(準備会提供)
会場:東1~8・西1~4・南1~4ホール
来場者数:15万人
スペース数:約14,500スペース
出展企業数:114社
コスプレ登録者数:男性: 2,388人・女性: 4,354人
海外参加国:65(準備会国際部対応分と海外用入場チケットより集計)

肌感でもわかる参加者数増加、落とし物などにご注意を

冬のコミケは例年、猛暑の夏とは一転して厳しい寒さとなり、待機列では寒さ対策が必須に。開場時刻と同時に入場することができる「アーリー入場」の受付開始時にはすでに多くの参加者が待機列を形成しており、10時30分より開場すると、東展示場のサークルエリアを中心に、早くも同人誌を買い求める参加者で盛況。午後につれて南・西展示場の企業エリアやコスプレエリアもさらなる盛り上がりを見せた。

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屋外コスプレエリア

各サークルの設置範囲を変更したことで出展規模は過去最大となり、サークル数は前回から約5,000スペース増加。1日あたり約14,500スペース、2日間合計で約29,000スペースが集まる見込み。速報値人数でも2万人の増加が見られたことから、会場でも前回比での盛況ぶりを実感でき、参加者からもその旨の会話が聞こえていた。

初日のサークルエリアはゲーム系ジャンルを中心に盛況で「艦これ」「刀剣乱舞」「アズールレーン 」「ウマ娘」「ブルーアーカイブ」などの二次創作作品やオリジナル作品が多く頒布された。企業エリアでもソーシャルゲームから出版社、ライセンス物販などが活況を見せた。

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企業エリアのようす

海外からの参加者も大変多く、様々な言語が聞こえてきた。午後にはパスポート紛失のアナウンスが英語や中国語で幾度も放送され、会場がざわつく事態も。パスポートに限らず、盗難や落とし物などご身の回りの管理にはご注意いただきたい。

また、前回からの変更点として、西ホールと東ホールで行われた企業ブースの閉会時刻が1日目(12月29日)に限り16時から17時に延長された。コロナ禍前の時刻に後ろ倒しになっており、準備会側は午後チケットの参加者が長時間楽しめること、閉会間際の交通混雑を分散させることが目的だとしている。コミックマーケット105は明日30日まで開催される。

オタク総研編集部

著者 オタク総研編集部
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