MSのゲーム事業、メーカー買収で大幅成長「Xbox」本体売上3割減もサブスクや『CoD』新作好調


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米・マイクロソフトが10月30日に発表した2025年第1四半期決算において、ブランド「Xbox」などを展開するゲーム部門が大幅な増収を記録したことがわかった。Xbox関連での収益は前年同期比で61%の増加を記録し、前四半期の44%増を超える伸びとなった。

続くゲーム部門の好調について、主な要因には子会社となったゲームメーカー「アクティビジョン・ブリザード」の買収による影響が挙げられる。買収の影響だけで53ポイントの純増効果があったといい、逆にこれを加味しない場合の成長は限定的と見られる。

同メーカーでは10月25日、新作タイトル「Call of Duty: Black Ops 6」を発表したが、マイクロソフト社のサティア・ナデラCEOは過去のCoDシリーズで最高のスタートを切っているとも説明していた。日本国内でも発売初週のSteam売上首位にランクインしていた。

Xboxブランドでは現在、サブスクリプションサービス「Xbox Game Pass」の拡充に力を入れており、クロスプラットフォームで100以上の最新タイトルを常にプレイできることを強みとしている。同四半期だけでもスタンダードプランを新設したり、前述のCoDシリーズも追加されたりと、活発な展開が見られる。

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一方で、ゲームコンソール「Xbox S|X」本体などのハードウェア収益は29%減となった。これは前四半期の42%減に続く減少で、パソコンなどでプレイできる「Xbox Game Pass」の注力にあるような、専用機に限定しないプレイスタイルを狙う戦略に影響しているようだ。

ちなみにゲーム部門外ではコンピューティングサービス「Azure」などは20%増、うちAI関連サービスが好調としているほか、デバイス部門ではハードウェア製品(Surface類)の売上減少が見られたという。

著者 編集部 IT/デジタル担当
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