富士通、世界最軽量“634g”モバイルPC「FMV Zero」発売 コンマ単位で軽量化、無駄を排したデザインに


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富士通のPCブランド「FMV」は15日、世界最軽量となる約634gを実現したモバイルノートパソコン「FMV Zero WU5/J3」を含む新製品計9機種の発売を発表した。目玉製品となる「FMV Zero」は約193,300円から、2モデルでオンライン専売となる。

富士通FMVは超軽量シリーズか複数展開されているが、今回のFMV Zeroは従来モデルから約55gの軽量化を達成し、10月15日時点でモバイルノートPC市場において世界最軽量の座を獲得。14.0型ワイド液晶を搭載しながら、液晶パネル、バッテリー、パームレストカバーの素材を徹底的に見直し、ヒートパイプの短縮や各部材の形状最適化により、コンマ数グラム単位での軽量化を実現したという。

デザイン面では、装置本体からロゴに至るまで全てを黒一色で統一し、ミニマルを意識。プリインストールアプリも、必要な最小限のものだけを厳選することで、パフォーマンスの最大化を図っているという。

製品カスタマイズはCPU、OS、メモリ、ストレージ、Microsoft Officeなどを用途に応じて選択可能。特にAI処理に優れたNPU搭載のIntel製CPU「Core Ultra プロセッサー(シリーズ1)」を選択でき、IntelのPCシリーズ「EVO」に適合する。メモリは最大64GBまで拡張可能。

同機種は富士通ショッピングサイト「WEB MART」での限定販売となり、10月15日より受注を開始する。約888gのハイパフォーマンスが193,300円から、ウルトラライトモデルは197,900円からそれぞれ販売中。

なお、同時発表された他のラインナップには、AI専用エンジン搭載の「UHシリーズ」や新設計の16.0型「PHシリーズ」なども展開されている。

市井

著者 市井
オタク総研媒体統括 兼 合同会社サブカル通信社執行役社長。専門領域はアニメ、テクノロジー(ガジェット)、プログラミング、コンテンツビジネス。PRプランニングやIP調達なども担当しています。新作アニメ、海外スマホ、東南アジア好き。