「ドラクエ3」すごろく場は復活ならず…もそれどころじゃない?堀井氏が放った一言に衝撃走る「12の匂わせ?」「ロト闇落ち説」ざわつく
11月14日発売予定の(Steam版は11月15日)のHD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』。9月14日にはドラゴンクエスト宣伝担当Xにて完成が報告され、あとは発売を待つのみとなっているが、この間も新たな情報が続々と解禁され、ファンをざわつかせている。
9月29日に行われた配信「『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』TGS2024スペシャルステージ」にて、今作では「すごろく場」が実装されないと発表された。
「すごろく場」復活ならずも肯定意見多く
レアアイテムをギャンブル感覚でゲットできる「すごろく場」は、ドラクエ3が1996年にスーパーファミコン版としてリメイクされた際に実装されて大好評を博し、2000年発売のゲームボーイカラー版のリメイクでも変わらず実装されていたが、のちに発売されたスマホアプリ版では廃止されている。
それだけに、今回のバージョンがどっちになるかと注目されていたが、残念ながら復活とはならなかった。ドラクエの生みの親である堀井雄二氏によると、開発に時間がかかり、実装するには発売日が伸びるため、泣く泣く実装を取りやめたようだ。
これに対して、ファンの間では意見が真っ二つに割れることに。「買うの見送るか悩むな…」など廃止を残念がる声があがっているが、それと同時に「すごろく場はストレス高かった記憶しかないから良かった」「すごろく場は一種のバランスブレイカー要素だったので致したない」「プレイ時間が増えるだけ」など、賛成の意見も多数見られた。
確かに「すごろく場」は、時間さえかければ最強クラスの武器が何個も手に入る仕様だっただけに、バランス調整という面からも実装は難しかったかもしれない。また、今作ではすごろく場がない代わりに、新たな要素として「モンスター・バトルロード」を実装しているため、ゲームのボリュームを少なくしたわけではない点が、ユーザーから評価されているようだ。
そして今回の配信番組でもっともファンをざわつかせたのは、ドラクエ3のゲームそのものではなく、ゲーム発売日の翌日に発売される商品くじ「ドラゴンクエスト ふくびき所スペシャル ~ロトの伝説編~」のラインナップだった。
このラインナップの中に、 “赤い”ロトの剣とロトの盾のセットがあるのだが、これについて堀井氏が「とある伏線になっている」と発した。詳しくはシーンを観てほしいが、この話を振られた出演陣は「あんま言わないほうが良いかな」と前置きしていた。
「あー言っちゃってる」生放送終盤の一言に広がる予想
この件はどうやら本当にシークレットな内容だった一方で、発注ミスではなく、今後につながるものであるとも強調していた。
赤いロトの装備はドラクエのナンバリングタイトルで登場したことはなく、漫画『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』で、いわゆる闇落ちした勇者・ジャガンが装備していた。となると、今回のドラクエ3に闇落ちした勇者が登場するのだろうか。はたまた、今後発売が予定されているHD-2D版の「ドラクエ1・2」のどこかに出てくるのか…。
またネット上では、“ダークファンタジー”になると明言されているナンバリング最新タイトル『ドラクエ12』への伏線ではないかと、「赤いロト装備が怪しすぎる… ドラクエ12の匂わせですね」「赤いロト装備はドラクエ12の伏線?」「12はロト闇落ち説」といった声があがっている。
今後もしばらくは、ドラクエシリーズの新たな展開から目が離せなそうだ。
©ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX