台湾で影響与えたあの言葉も…『フリーレン』ファンが選ぶ“名セリフ”大公開!キャスト集結で1周年を祝福【レポート】


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2023年9月からテレビ放送が行われたアニメ『葬送のフリーレン』より、本作の放送1周年を記念した上映イベントが開催された。イベントでは放送当時に「金曜ロードショー」枠で放送され話題になった第1話~第4話の振り返り上映と、キャスト総出での舞台挨拶が行われた。

舞台挨拶にはフリーレン役の種﨑敦美さん、フェルン役の市ノ瀬加那さん、ヒンメル役の岡本信彦さん、シュタルク役の小林千晃さん、アイゼン役の上田燿司さん、そしてハイター役の東地宏樹さんが登壇。放送アニメへの想いや印象深いエピソードについて語り合った。

はじめの挨拶では種崎さんから第1話~第4話をスクリーンで見られたファンを羨みつつ「一緒にお祝いできるのが嬉しい」と、岡本さんや市ノ瀬さんも続けて喜びを表現。一方で、小林さん演じるシュタルクは第4話時点でまだ本格登場しておらず、この上映会でも観られなかったことに「去年も同じような状況…」と振り返った。

そして、東地さんはプライベートでの結婚式に出席した後の仕事だったことを明かしつつ「会場で最初のビールとシャンパンは頂いきましたが、赤ワインと白ワインは我慢しました」「ハイターなら飲んでもいいんじゃないかと思った」と続け、早くも笑いを誘った。

ファンが選ぶ名台詞発表に共感

トークコーナーでは、あらかじめ視聴者より募集していたそれぞれのキャラクターの「印象に残る名台詞」を発表する企画が組まれた。それぞれの名台詞は以下の通りになった。

ハイター:勇者ヒンメルならそうしました。(第2話)
ヒンメル:おとぎ話じゃない。僕たちは確かに存在したんだ。(第7話)
アイゼン:頑張った者は皆 戦士だ。(第12話)
フェルン:あなたが私を知ろうとしてくれたことがたまらなく嬉しいのです。(第3話)
フリーレン:アウラ、お前の前にいるのは千年以上生きた魔法使いだ。(第10話)
シュタルク:俺はまだ立っている。(第9話)

岡本さんはこの結果に同意しつつも、フリーレンと交わした「指輪のシーン」が印象に残ったと振り返ったほか、ヒンメルが度々発する「きれい」という言葉の素敵さを伝えた。続けて上田さんはハイターの名台詞『勇者ヒンメルならそうしました。』について、台湾で話題になった(※)ことに触れたうえでその凄さを回想。「この言葉はいろんな場面で使える」と共感を誘った。

※今年6月、台湾の地下鉄で刃物を振り回す男が現れた事件で、男を取り押さえた勇気ある乗客が現地テレビ局のインタビューで『ヒンメルならそうした』とコメント。国内外で話題になった。(「そうした」はフリーレンのセリフだが、ハイターも発していた)

後半3名のセリフが映し出されると、小林さんはアイゼンの名台詞に関して、特にシュタルクとの絡みで制作チームの描写力に驚かされたと語ったほか、市ノ瀬さんはフェルンがシュタルクに贈り物を選んだ際に発されたセリフについて「一生懸命に選んだのがたまらなく愛おしい」と伝えた。

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市井

著者 市井
オタク総研媒体統括 兼 合同会社サブカル通信社執行役社長。専門領域はアニメ、テクノロジー(ガジェット)、プログラミング、コンテンツビジネス。PRプランニングやIP調達なども担当しています。新作アニメ、海外スマホ、東南アジア好き。