テレビでお馴染みの気象予報士・木原実、初のマンガCM出演 伝えるのコツは「情報をあえて減らす」ポイント明かす
講談社は26日、同社が刊行する漫画『灰仭巫覡(カイジンフゲキ)』のCM映像を公開し、テレビなどでおなじみの気象予報士・木原実さんをナレーションに起用した。木原さんにとって初めてのマンガCM出演だという。
『灰仭巫覡』は『エア・ギア』や漫画版『化物語』で知られる大暮維人氏の最新作。自然災害を擬人化した「夜」という存在と人間との戦いを描くファンタジー作品となっている。
そんな同作にてナレーションを務めた木原さん。今回のCM収録に関しては、「普段はカメラで収録したグルメとか、部活動のドキュメントとか、現実の画像にナレーションを付けますが、『絵』に付けるのは初めてでガチガチに緊張して舌が攣りました」とコメントした。
木原さんは『灰仭巫覡』について、「昔から洪水や嵐は妖怪の様に絵に描かれたりして擬人化されてきました。その点、夜の襲来は大変興味深いです。そしてとにかく絵が素晴らしい」と高く評価。さらに災害時の情報取扱いに関して、「自分で調べたこと以外はまず疑うこと。情報の出どころがオフィシャルなのかパーソナルなのかを確かめること。複数の情報を照らし合わせていつの段階の情報なのか、時間経過を知ること」と具体的な注意点を挙げた。
また、日頃の気象予報において注意していることに関しては「情報が多すぎると早口になるので情報をあえて減らすこと。天気予報の時間に視聴者が覚えられることは3つくらいだと思って言葉を選ぶこと」と述べ、情報の取捨選択の重要性を強調した。