『小市民シリーズ』羊宮妃那が“語尾に「でちゅ」織り交ぜて”キャラ紹介ミッションにファン歓喜 先行上映開催
7月7日よりテレビ朝日系全国24局ネットにて放送が始まる新作TVアニメ『小市民シリーズ』より、第1話を最速で見られる先行上映イベントが6月30日(日)にkino cinema新宿にて開催。上映前トークショーに本作にてキャストを務める小鳩常悟朗役:梅田修一朗さんと小佐内ゆき役:羊宮妃那さんが登壇した。
〈小市民〉シリーズは『氷菓』をはじめとする〈古典部〉シリーズの作者である直木賞作家・米澤穂信氏によるミステリー作品で、此度のTVアニメ化では同シリーズの中から人気作『春期限定いちごタルト事件』『夏期限定トロピカルパフェ事件』の2作品が、2024年7月より毎週土曜日25時30分からテレビ朝日系全国24局ネット“NUMAnimation”枠にて放送される。
MCの天津飯太郎さんがステージにお二人を呼び込むと、挨拶をするなかで梅田さんが開口一番に「ポップコーンの匂いが…」と、会場外に漂っていた美味しそうな香りに触れ、羊宮さんも共感しつつ、これからファンの方々に先行上映を届けられることにへの喜びを共有した。
また、本イベントは第1話放映に先立って開催される「上映前」のイベントであったため、ネタバレを避けるトークが展開。作品について問われたお二人は「映画なんです!」「あまりにきれいですっと見られる」「声を出したくなるが、(劇場なので)声を出してはいけないのが悔やまれる!」と限られた話題の中で精一杯、魅力を伝えた。
赤面必至の小市民ッションに挑戦
続いては早くも企画コーナーへ。本作が推理をテーマにした作品であることにちなみ設けられた「小市民ッション」では、お二人それぞれが演じるキャラクターの紹介をミッションを交えながら行い、その内容を交互に当てるという企画が展開された。
まずは梅田さんが悟朗の紹介を「自分自身のプロフィールを入れる」「決めポーズを取る」というミッションを交え挑戦(羊宮さんは知らない)。初っ端より”ご挨拶“として意外と自然な自己紹介でスタートするも、足を組みながら「実に面白い」と某ガリレオを彷彿とさせるセリフとともに、時折挙動不審になりながらも紹介、羊宮さんを大いに悩ませた。
一方の羊宮さんは「語尾に『でちゅ』をつける(1回)」「大きなため息をつく」という大胆なミッションを与えられ、ゆきを紹介。うまく紹介中に紛れ込ませられる…はずもなく「(小山内ゆきは)かわいいでちゅ…」と明らかに不自然な語尾を、指示された以上の二度も発言、さらには「はぁ…」というため息を四度も交え、会場は大盛りあがり。そんな事態にさすがの梅田さんもお気づきのだった様子で、「赤ちゃん言葉を使う」「小山内さんの限界ファン」とニアミスな推理を披露した。
なお、この日は羊宮さんと梅田さんのほか、堂島健吾役の古川慎さんも出演予定だったが、発熱による体調不良とのことで出演を見送りに。その代打として、健吾の自己紹介も「さきほど痛手を負ったばかり」の羊宮さんが行うこととなり、「何かのスイーツに例えて」とのミッションのもと、アイスを例にとり、ゆきらしさも織り交ぜながら伝えた。
(…と述べでもさっぱりキャラの紹介が伝わらないので公式テキストを掲載。)
▼小鳩(こばと)常悟朗(CV.梅田修一朗)
船戸高校1年。“知恵働き”と称する優れた推理力を持ちながら、小市民ともいうべき普通の生活に憧れている。中学のある時期から小佐内さんとは助け合う“互恵関係”でいることを約束している。
▼小佐内(おさない)ゆき(CV.羊宮妃那)
船戸高校1年。鋭い洞察力と行動力がありつつも過去の失敗から小鳩くんと同じように小市民であることを目指している。甘いものに目がなく、放課後はしばしば街のスイーツショップに繰り出している。
▼堂島健吾(どうじま けんご)
船戸高校1年。体力と義侠心にあふれる新聞部員。小学校のころは小鳩と同級生で、小市民を目指す彼に違和感を覚えているものの、いざというときはやはり小鳩を頼りにしている。
ユーモアあふれる企画コーナーが一段落ついたところで、気を新たに話題は第1話の注目ポイントへ。先の通り、ネタバレ回避という厳しい制約がある中でのフリに羊宮さんは「頭を使うけれども、見ているだけですっと入ってくるので、肩の力を抜いて楽しんでみていただけたら」とアドバイス。 梅田さんも、小山内ゆきの可愛いさについて「会話しているゆきの部分の表情にも注目してほしい」と期待を誘った。
最後に放送まで一週間を切る中、羊宮さんは自身が今までに演じていない表現にも挑んだと明かし、「小説から愛されている作品ということで(役を)担当できて嬉しく思います」と感謝を伝えた。
梅田さんは「収録が始まると自分でも不思議なくらいほかのキャストの皆さんが悟朗(の魅力)を引き出してくれた」として「二人の会話の空気感が広まっていくような、不思議な魅力に包まれた作品になっています」と期待を寄せた。
『小市民シリーズ』作品情報
『氷菓』をはじめとする〈古典部〉シリーズの作者にして直木賞作家・米澤穂信が生み出した、シリーズ累計75万部を突破するミステリ、待望のTVアニメ化!2024年7月よりテレビ朝日系全国24局ネット“NUMAnimation”枠・BS朝日にて放送開始!
“たがいに助け合い、完全な小市民を目指そう。”
かつて“知恵働き”と称する推理活動により苦い経験をした小鳩くんは、清く慎ましい小市民を目指そうと決意していた。同じ志を立てた同級生の小佐内さんとたがいに助け合う“互恵(ごけい)関係”を密かに結び、小市民としての高校デビューを飾り平穏な日々を送るつもりでいたのだ。ところがふたりの学園生活に、なぜか不可解な事件や災難が次々と舞い込んでくる。はたして小鳩くんと小佐内さんは、小市民としての穏やかな日々を手に入れることができるのだろうか。
Ⓒ米澤穂信・東京創元社/小市民シリーズ製作委員会