「プロセカ」で“特定キャラ優遇”不満の声が誹謗中傷にまで発展…運営が「公平性」巡り声明を公表


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スマートフォン向けゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ(以降「プロセカ」)』において、一部プレイヤーの間でゲーム内での「キャラクターの公平性」に関する意見が寄せられていることを受け、タイトル運営がプロデューサーレターを公表。現状認識と対応を説明した。

この声明は「プロセカ」にてプロデューサー兼ディレクターを務めるColorful Palette社の近藤氏により発表されており、直近に配信された情報特番「プロセカ放送局 3.5周年スペシャル」でも同内容が言及されていた。

「公平性」巡る行き過ぎた批判の現状

なお、本件での主題である「公平性」とは、ゲーム内において「特定のキャラクターが“優遇”されているのではないか?」といったキャラクター間での格差に関する内容で、同声明にて各種コンテンツでバランスをとれる範囲を具体化した。

声明によると、「プロセカ」の公平性を巡り、過去にバランスの線引きが曖昧だったことが一部コミュニティ内での衝突に発展してしまった事例があったと説明し、これについて「皆様へのご説明が長期に渡って不足していたことを深くお詫び申し上げます」と陳謝。

しかし、一部のプレイヤーがゲーム運営に協力するクリエイター陣に対し、その作家性や作品性を無視した公平性を要求し、誹謗中傷もしくはそれに近しい行為を行っている現状があるとした上で、「VOCALOID文化に隣接している本プロジェクトとしては看過できない事態」と認識を示し、同声明にてバランスをとる・とらない(とれない)コンテンツの線引きを明確に挙げた。

バランスがとれるもの、とれないものを明確に通達

例えば「キャラクターごとの期間限定ガチャの登場回数」や「各ユニットの書き下ろし楽曲の数」などの9項目は“バランスをとることが可能”だが、「コラボの起用回数」「楽曲内での歌唱パートの比重」などは“バランスをとるこてができない”として、その理由とともに説明している。(詳細は画像参照)

プロセカ運営が発表した「バランスのとれる」ゲーム内の要素の例(公式サイトより)

そして、全ての物事において公平性を保つことは現実的に不可能であるとの認識を示した上で、運営方針に変更はなく、引き続きユーザーからの意見を受け付ける姿勢を明示した。今後は総数を厳格に管理し、バランスをとる方針を続けるといい、ユーザーからの意見を引き続き受け入れ、より良い運営に向けた改善を行うと述べた。

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