創刊45周年のヤンジャン、関連3誌合同で“賞金総額最大1億円”の新人発掘賞を創設
集英社の漫画誌「週刊ヤングジャンプ」「となりのヤングジャンプ」「ヤンジャン!」3誌は29日、それぞれの編集部が共同で新人漫画家を発掘する「集英社青年漫画新人大賞」を設立したとを発表した。同日より応募受付を開始する。
本賞は「週刊ヤングジャンプ」が創刊40周年を迎えた2019年に開催していた新人賞「1億円40漫画賞」を基にしたもので、今回は部門数を40から45に拡大した形で展開。「1億円40漫画賞」では「このマンガがすごい! 2024 オトコ編」で1位に輝いた『ダイヤモンドの功罪』の平井大橋氏をはじめ、多数の新人漫画家がデビューしていた。
今回、各部門より選出された上位10作品が作家による最終選考により進み、その中から選ばれた作品を「大賞作品」として決定し、1000万円が贈呈される。最終選考の審査員には同誌で活躍した経歴のある人気作家として、赤坂アカ氏、奥浩哉氏、迫稔雄氏、野田サトル氏、原泰久氏、ONE氏が並んでおり、経験に基づいたアドバイスが贈られるという。
作品の投稿は、郵送や持ち込みの他、公式特設サイトのwebフォームから可能で、7月31日(水)が締切日となる。
本賞の実施に合わせて、週刊ヤングジャンプ編集長 の増澤吉和氏は「来たる次の10年、50年、100年……漫画をもっと面白く、漫画界を、いや世界をもっと熱くしていきたい。ヤングジャンプは本気でそう思っています。」と強調し、多彩な作品の募集を呼びかけていた。