“ゆるゆり大ファン”の倉知玲鳳×伊藤彩沙が『大室家』に出演「緊張感がすごかった」姉妹キャストと魅力を熱弁


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2月2日(金)公開の劇場中編アニメーション『大室家 dear sisters』より、本作の公開記念舞台挨拶が新宿バルト9にて2月18日(日)に開催。キャストを務める加藤英美里さん(大室櫻子役)、日高里菜(大室花子役)、倉知玲鳳さん(小川こころ役)、伊藤彩沙さん(相馬未来役)が上映後の舞台挨拶に登壇し、それぞれの思いを語った。

『ゆるゆり』大ファンの伊藤&倉知「『ゆるゆり』の世界にいていいんだろうか…」緊張明かす

会場にキャスト陣が登壇すると、前回の舞台挨拶(2月4日開催)以来の登壇になった加藤さんと日高さんは「改めて皆様のお顔を見てお話しする機会を楽しみにしておりました!」「今日は小学生チームも来てくれたということで、ぜひよろしくお願いします」とそれぞれ笑顔で挨拶。本作で初の登壇の場となった倉知さんや伊藤さんももウキウキの様子で語り、大きな拍手を浴びていた。

上映3週目を迎えた本作。キャスト4人はプライベートでバルト9にて鑑賞済みだと明かされるなか、伊藤さんはバルト9に足を運んだ理由を映画館に設置されているサイン入りポスターだったと話し「皆さんのサイン、見たいですもん!」と、大室家姉妹が参加している『ゆるゆり』シリーズからの大ファンであることをアピール。さらに上映中の劇場内の雰囲気について「ニヤニヤした空間になっているなーって(笑)」と報告し、その空気の中で映画を堪能できたことがうれしかったと熱弁した。

『ゆるゆり』大ファンの倉知さんと伊藤さん、続いて「緊張感がすごかった!」とアフレコを振り返るなかで倉知さんは「『ゆるゆり』の世界にいていいんだろうか…というドキドキがありました」と告白。続けてアフレコ現場は「キャストさんの優しい雰囲気とキャラクターのほんわかしたかわいいやりとりを聞いていたら心が和んできて…」と作品同様、癒される空気に包まれていたと振り返る。

そして「私、“ゆるゆらー”なんです」と話した伊藤さんは「実は高校生の頃、大坪(由佳)さんと(別の現場で)ご一緒した際に『サインください!』って。今考えたら失礼なことなのですが、当時は右も左も分からなくて…」と当時を振り返り恐縮。すると、すぐさま加藤さんが「うれしいよね、絶対」と優しくフォローし、加藤の言葉にホッとした様子を見せた。その後も「キャラクターや関係性をよく分かっているから、(キャラクターにも作品にも)深みが与えられる」と感謝する加藤さんに「大好きですよ。“ワン、ツー、パンチ”何回もMV観てましたから!」と応えるなど、『ゆるゆり』愛が止まらないトークが展開された。

“推し”を熱弁、キャスト陣で大妄想

トーク中盤にはキャスト陣の妄想タイムが展開。公式は関係なくあくまでキャスト本人の“自由な妄想”と念押しした上で、わちゃわちゃとカップリングを妄想すると「撫子は(園川)めぐみとくっついてほしい」と倉知さんと伊藤さんの意見が偶然一致することに。これに加藤さんと日高さんも「みんな予想が違う。誰でも可能性があるから、誰でもうれしいって思う。でも見てみたいのは(三輪)藍ちゃん!」「イフ(=if)の世界の広がりみたいな楽しみ方もあるよね」と付け加えると、キャスト陣の妄想はさらに暴走。大人になった時の相関図の矢印がどこを向くのか気になると大興奮で予想し、自由なトークを展開し、イベントを盛り上げた。

話題は小学生チームが担当したエンディング主題歌「大げさに愛と呼ぶんだ」へ。レコーディングは「結構大変でした。いつもより空気8割増。腹筋が…」と振り返る倉知さんは「こころちゃんを宿して歌うと、ちょっと(テンポが)遅れるなというのがあって。それがこころちゃんのマイペースなキャラクター性なのかもという発見もありました」と歌唱を通してキャラクターの魅力を再認識。日高さんは「小学生の時って、ちょっと大人っぽく見られたいみたいな背伸び感もある。不安定さもある感じがいい塩梅」と、加藤さんは「元気さとかわいさが合わさって。歌詞も含めてフルで聴いてほしいなって思います」と太鼓判を押した。

楽曲に関連して主題歌の「My Dear SiSTARS!」に話が及ぶと、またまたキャスト陣のトークが妄想モードに突入。「同じタイトルで高校生チームの歌が聴きたい!」と話した加藤さんは「かわいい小学生、やんちゃな中学生、大人な魅力の高校生」とそれぞれの年代の特長が出ている楽曲を聴きたいと熱弁しキャスト全員で「公式の方、よろしくお願いいたします!」とリクエストした。

イベントでは推しキャラについて語る場面も。加藤さんは「櫻子」と答え、その理由は「人ってこんなに気楽に生きていいんだって思えたキャラクター。いい影響を与えてくれたし、いっぱい助けられました」と感謝。「撫子お姉ちゃん」と回答した日高さんはその理由を「花子の背中を押してくれたり、包み込んでくれたり。気づいてくれる人っていいなって思います」と説明。

「みさきち!」と答えた倉知さんは映画でいじらしさを感じたシーンがあったとし「すべてがかわいくて癒される。私の推しになりました!」と発表。そして伊藤さんは「10年ずっと結衣ちゃんが好き。(自分が)ごらく部に入ったら“結衣センパーイ!”ってなると思います。(ずっと)推してます。かっこよくて大好きです」と愛を伝えていた。

最後に伊藤さんは「未来ちゃんをこれからもよろしく!」、倉知さんは「常に余裕のあるこころちゃんを見習っていきたいなと思います」、日高さんは「作ってくださる方々の愛情も感じながら作品作りができました。劇場でそのこだわりを感じてください」、加藤さんは「作品を楽しんで、心が浄化された状態で帰れると思います。次回作の『大室家 dear friends』も引き続き、よろしくお願いします」とそれぞれ呼びかけ、作品とキャラクターへの愛の溢れるイベントを締めくくった。

劇場版『大室家』作品情報

中学1年生の大室櫻子は、学校でも家でも元気いっぱい。三姉妹の中心として姉の撫子、妹の花子に呆れられながらも楽しい毎日を過ごしている。今日は学校で向日葵に宿題を手伝ってもらい意気揚々と帰宅した櫻子。しかし家は静まり返っており誰もいない様子。実は先に帰っていた花子はソファの影で息をひそめている。花子には絶対に櫻子に見つかりたくない理由があったが、あっさり櫻子に見つかってしまい、大笑いされてしまう。花子の顔はマジックペンがついておりヒゲのようになっていたのだ。遠慮なく笑う櫻子にイラッとする花子だったが、さらに怒り顔なのが姉の撫子。食べるのを楽しみに取っておいたアイスがなくなっているという。アイスを食べた犯人として撫子と花子に疑われ、一気に形勢不利になった櫻子。三姉妹は2対1になりがちだ。

【配信媒体】劇場中編アニメーション(各約40分予定)
【メインキャスト】大室櫻子:加藤英美里/大室撫子:斎藤千和/大室花子:日高里菜/小川こころ:倉知玲鳳/相馬未来:伊藤彩沙/高崎みさき:古賀葵/古谷向日葵:三森すずこ
【原作】なもり(コミック百合姫/一迅社刊)
【アニメーション制作】パッショーネ×スタジオリングス

©なもり・一迅社/「大室家」製作委員会

著者 編集部 アニメ情報担当