NHKで今春アニメ化の和風大河ファンタジー『烏は主を選ばない』スタジオぴえろ制作、キャスト情報公開


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2024年4月からNHKにて放送が予定されているファンタジー小説「八咫烏」シリーズ原作のTVアニメ『烏は主を選ばない』について、この度アニメ化に関する情報が一挙公開となった。

「八咫烏」とは本神話にも登場する三本足の伝説の烏にして、史上最年少の20歳で松本清張賞を受賞してデビューした阿部智里による小説シリーズ。人間の姿に変身することが出来る八咫烏の一族が、異世界・山内(やまうち)を縦横無尽に飛びまわる和風大河ファンタジー。

この度そんな同シリーズのエピソード『烏は主を選ばない』がNHKによりTVアニメ化されることが発表。同時に本作のキービジュアルが解禁となり、人の姿に変身することができる八咫烏の少年・雪哉と、雪哉が仕える美しくも風変りな若宮に加え、若宮の后の座をめぐって争う艶やかな四人の姫の姿が描かれている。

また、アニメーション映像を初収録したPV第1弾も公開。PV中にはキャラクターボイスも初解禁になっており、雪哉役を田村睦心さん、若宮役を入野自由さんが演じることが明らかに。また、3月17日(日)に、NHKホールで開催する「超体験!NHKフェス2024 in SHIBUYA」にて、本作のスペシャルトークショーも決定している。

田村睦心、入野自由、京極監督、原作者・阿部智里からコメント到着

雪哉役:田村睦心
雪哉は明るくて元気で一見すると普通な子なのですが、とっても賢い子で、過去も今も色々思うところがあって演じるのが難しかったです。
ですが、若宮と出会って振り回されつつ、本来の彼の力や本音を出していくお芝居は演じていてとても楽しかったです。優雅な場面だけでなく、散りばめられている謎やそれぞれの関係性など見どころたっぷりの作品になっています!
ぜひ毎週見逃さず、そしてお友達と考察し合いながら楽しんでいただけたら嬉しいです!よろしくお願いします!!

若宮役:入野自由
この作品に参加できることを大変嬉しく思っています。
若宮というキャラクターは、非常にミステリアスで、掴みどころない男です。
一手二手先を読む力、ゆとりを持って話す耽美な姿、そういった一つ一つを
大切に、そして、丁寧に言葉を紡ぐことを意識しています。
非の打ち所のないストーリーに、魅力的なキャラクター達。
小説や漫画をご覧になっている皆様はもちろん、アニメで
初めてこの作品に触れる方にも「絶対に」楽しんでいただける作品です。
断言します。絶対です。是非ご覧下さい。

監督:京極義昭
「八咫烏シリーズ」を初めて読んだときに、華やかな宮廷もの、という見かけからは予想もつかない「手強さ」を感じました。一筋縄ではいかないクセの強いキャラクターたち。山内の世界の謎。読み進めるたびに「そうきたか…!」と思わずうなり、いつの間にか夢中になってしまうのです。この手強い作品の面白さをどう映像化するか、悩みつつも制作に励んでいます。アニメを通じて八咫烏たちの物語を楽しんでいただけたら嬉しいです。

原作者:阿部智里
まずはここまで来られましたことを、「八咫烏シリーズ」を応援して下さった全ての方に深く御礼を申し上げます。現在私は、原作者の立場として、アニメのプロが自分の文章からどのような映像世界を思い浮かべたのか、その解釈を見せて頂けることにワクワクしております! 同時に、多少なりとも脚本に関わった一クリエイターとして、この作品が多くの方に「面白い!」と思って頂ける形になっていますようにと、心よりお祈りしております。

『烏は主を選ばない』作品情報

日本神話にも登場する三本足の伝説の烏、八咫烏。本作「八咫烏シリーズ」は、人間の姿に変身することが出来る彼らの一族が、異世界・山内を縦横無尽に飛びまわる異世界ファンタジー。作者の阿部智里は史上最年少の20歳で松本清張賞を受賞してデビュー。『烏に単は似合わない』と同時間軸の『烏は主を選ばない』にはじまり、続く『黄金の烏』『空棺の烏』『玉依姫』『弥栄の烏』までの6巻で第1部が完結。平安王朝風の雅な風俗と、日嗣の皇子・若宮と側仕えの少年・雪哉を中心とした魅力的なキャラクターたち、周到に仕掛けられた謎、天敵・大猿とのバトルなど、日本神話に通じる壮大な世界観が話題を呼びミリオンセラーを達成。最新刊は『烏の緑羽』(2022年10月刊)。

【放送】2024年4月よりNHKにてTVアニメ放送スタート
【スタッフ】
原作:阿部智里「八咫烏シリーズ」(文藝春秋刊)
監督:京極義昭
シリーズ構成:山室有紀子
キャラクターデザイン:乘田拓茂
音楽:瀬川英史
音響監督:丹下雄二
アニメーション制作:ぴえろ
制作・著作:NHK・NHKエンタープライズ・ぴえろ

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著者 編集部 アニメ情報担当