Amazonプライムビデオ、米国で広告配信を導入 “+3ドルで広告非表示”オプションも登場


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Amazonが展開する動画配信サービス「プライム・ビデオ」について、米国を対象に同サービスでの広告配信が29日よりはじまった。

「プライム・ビデオ(Prime Video)」はAmazonの有料会員「プライム会員」向けの提供されている見放題動画配信サービス。2006年のサービス開始以降、オリジナルコンテンツを含む映画やアニメ、バラエティなどを視聴することができ、コンテンツ量は強豪サービスには劣るものの、プライム会員であれば追加料金無しで利用可能であることから、人気を博している。

そんなハイコスパが魅力的である同サービスだが、Amazonは昨年9月に「プライム・ビデオに広告配信を導入する予定である」旨を発表。米国、英国、ドイツ、カナダを皮切りに、2024年初頭以降にフランス、イタリア、スペイン、メキシコ、オーストラリアでも順次導入を開始することを明かした。そして同年12月末、米国のプライム会員に向けて「1月29日より開始」とする詳細な導入日程をメールにて通知しており、この度予定通り導入が行われた。

今回の広告配信の導入に伴い、Amazonはプライム会員向けに「広告非表示オプション」サブスクリプションの提供を月額2.99ドルにて開始。プライム会員自体の会費は引き続き「年会費139ドル〜」となっており、額面に変更はない。

SVOD(定額制動画見放題サービス)に広告配信を導入する取り組みは近年の競合間の競争激化に伴い、多数のプラットフォームで採用されており、Netflixでは日本国内でも月額700円で契約可能な「広告つきプラン」の提供により会員数を伸ばしている。Amazonは導入理由について、発表を行った9月当時に「魅力的なコンテンツへの投資を継続し、2024 年初めから長期にわたって投資を増やし続けるため」と説明しているほか、「広告非表示オプション」が勝手に契約されることはないとした上で理解を求めていた。

オタク総研編集部

著者 オタク総研編集部
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