ClariS、代表曲の数々をアニプレ20周年に披露『リコリコ』『まどマギ』のキャスト陣との“朗読コラボ”で盛り上がる


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ClariSが7日、東京ガーデンシアターにて開催された「アニプレックス」の設立20周年を記念した音楽ライブイベント「ANIPLEX 20th Anniversary Event -THANX-」に出演した。

ClariSはアニソン音楽レーベル「SACRA MUSIC」に所属する、まもなく活動15周年を迎える女性2人組の音楽ユニット。この日は同グループ内のアニメーションレーベルとして、数多の接点を持つアニプレックスの設立20周年イベントに出演、自身の代表曲の中から3曲を披露した。

まず披露したのは「irony」。この楽曲は2010年放送のTVアニメ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』のオープニング主題歌にして、メジャーデビュー曲という自身の快進撃のスタートを飾った思い入れの曲だ。ステージでははじめに『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』のアニメ映像が放映され、これに勘づいた観客が湧くと、ClariSの2人が登場。バックで流れているキャラクターたちの姿を背に、10年経っても色褪せない名曲をいきいきと歌い上げた。

続いて2曲目に披露されたのは「ALIVE」。本楽曲は2022年夏に放送されたTVアニメ『リコリス・リコイル』のオープニング主題歌として同年にリリースされ、オリジナルアニメーションながらも空前の一大ブームをもたらした同作を毎話に渡り彩った。このステージでは疾走感あるメロディとClariSならではのデュエットによる歌声に魅了されていく中、曲間には『リコリス・リコイル』からキャストとして綿木千束役の安済知佳さんと井ノ上たきな役の若山詩音さんが駆けつけ会場は大盛りあがり。アニメ本編クライマックスにて繰り広げられた「心臓が逃げる!」と発せられる一幕が“千束×たきな”の朗読劇にて再現されると、楽曲の迫力も相まってアニメの感動が瞬く間に蘇るようなパフォーマンスに仕上がっていた。

自身を代表する新旧の名曲が続けて届けられ、以降もアニプレックス関連作のステージが展開されていった中、イベント終盤にあたる第2部後半には2人が再び登場。ここでは同氏を最も象徴するであろう、TVアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のオープニング主題歌「コネクト」を歌唱した。同アニメはアニプレックス×シャフトで手掛けた、2011年に放送されたアニメ作品として社会現象を巻き起こすほどの人気を獲得したことで知られており、共にClariSの魅力を波及させる契機となった。

2人のユニゾンの美しさを存分に味わうことができるこの楽曲、不穏な世界観を感じながらも、魔法少女の活躍をかたどったような明るいOPアニメーションがパフォーマンスを見るだけで想起される。ここでも先程同様に、キャストを鹿目まどか役の務めた悠木碧さんと暁美ほむら役の斎藤千和さんが登場、朗読劇にて胸のうちにあるそれぞれの願いを吐露してゆき、最後に「もうなにがあっても挫けない」との歌詞とともに、前へ向かって曲を終えた。

過去10年間の新旧に渡る名曲をアニプレックスの作品を通じて振り返り、今後の彼女たちへの期待を感じさせるステージとなった。

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