年末開催「コミックマーケット103」過去最大規模で開幕 2日間で“数十万人”が参加予定【現地速報】


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12月30日(土)と31日(日)の2日間、東京ビッグサイトにて大型同人即売イベント「コミックマーケット103(以下、C103)」が開催される。(=現地取材班)

特集:コミックマーケット103 現場速報&レポート

会期初日となった本日30日、現地の天気は快晴でコミケ日和。10時30分の開場時刻を前に、会場内では来場者の入場を待つおよそ同人サークルと企業出展の関係者が、会場外には多数の待機列が形成されており、開場を待ちわびる”コミケ”を心待ちにしていた人々の姿で溢れたいた。

開場直後のサークルエリア(東4)

夏と冬の年2回開催される大型同人誌即売会「コミックマーケット」。本年夏に開催されたコミックマーケット102(C102)では、直近数年の新型コロナウイルスによる制約が大幅に緩和され、来場者制限が撤廃に。1日目・2日目ともに参加者数は13万人を記録、合計26万人が参加した。

東京ビッグサイト周辺に広大な待機列が形成(東京都江東区,12月30日10時/編集部撮影)

そして103回目の開催となった今回のコミケでは安全確保を目的とした来場対策は徹底しつつ、来場者数の1日あたりの上限は設けないとした上で「一般参加・サークル・その他を合わせて1日あたり十数万人の来場を予定している」ことを発表。

【表】C103開催概要・見込み参加数(コミックマーケット準備会より)

さらに、会場は前回同様に東京ビッグサイト全16ホールを全館利用しつつも、これまでコスプレエリアとしていた「東7」が新たにサークルエリアになったほか、各サークルのテーブル幅の変更も行われたことで収容数が向上。2日間でのべ2万6千スペースのサークルが配置可能になり、初日は開催史上最多の13,700サークルが参加することが最新の報告でわかっている。

あと数時間後にはコスプレイヤーで埋め尽くされる、屋外エリア

また、前回のC102で発生していた午後入場参加証の当日販売窓口で混雑トラブルが発生していたことへの対策として当日価格を改定。1,000円への値上げを実施し、440円で購入できる事前販売を推奨していた。本日は16時まで、最終日の明日は10時30分〜16時まで開催される。

市井

著者 市井
オタク総研媒体統括 兼 合同会社サブカル通信社執行役社長。専門領域はアニメ、テクノロジー(ガジェット)、プログラミング、コンテンツビジネス。PRプランニングやIP調達なども担当しています。新作アニメ、海外スマホ、東南アジア好き。