最大4,000人の協力実績もある”コミケ献血”が功労賞を受賞 常陸宮妃殿下が盾を贈呈
世界最大級の同人誌即売会「コミックマーケット」(コミケ)が、日本赤十字社から「永きにわたる献血功労」をもたらしたとして、金色有功章を受章したことが21日、コミックマーケット準備会の発表で明らかとなった。
2023年10月26日に開催された「令和5年度・東京都赤十字大会」において、東京都における受章者代表の一人として共同代表安田かほるが、日本赤十字社名誉副総裁 常陸宮妃華子殿下より盾の贈呈が行われたという。
コミックマーケットでは1997年から東京都赤十字血液センターに協力しており、冬の会期に合わせて東京ビッグサイト周辺において、参加者を中心に献血の協力を行っている。また、2011年のコミックマーケット81からは出展企業各社の協力のもと、夏と冬の年2回「献血応援イベント」と名付けて、ポスター等のノベルティがもらえるキャンペーンも展開しており、過去最高4,000人の献血を行っていた。
本取り組みについてコミックマーケット準備会は昨年、血液不足が取り沙汰される現状に踏まえつつ「コミックマーケット・コンテンツ企業・赤十字血液センターが力を合わせて、コンテンツの魅力を社会貢献につなげていきた」いとの考えも示していた。今回の受賞にあたり、同準備会は「今後とも、献血活動へのご協力を行っていきますので、引き続きたくさんの参加者の皆さんのご協力をお願いいたします」とコメントした。