〈レポート〉劇場版『はめふら』主題歌で“蒼井翔太×angela”初のコラボ実現 蒼井「悪役を演じるのは楽しい」
劇場版『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』が12月8日(金)に全国の劇場にて公開がスタートしたことを記念して、12月27日(水)にTOHOシネマズ池袋にて公開記念舞台挨拶が行われた。
2度目となる本作の舞台挨拶、今回は主題歌を担当したangelaのatsuko、KATSUと蒼井翔太が登壇。TVシリーズではOPとEDを担当しそれぞれ「はめふら」を盛り上げてきた2組がついに初タッグを組んだ主題歌「晴れのちハレルヤ!」が完成するまでのエピソードや、楽曲への想いのほか、ここだけでしか聞けない裏話も展開された。
ソルシエ王国の第三王子であるジオルド役であり、angelaとの初タッグで主題歌「晴れのちハレルヤ!」も担当した蒼井。イベントが始まるとカタリナ・クラエスのピンチに駆けつけるジオルドに「ジオルドとして白馬の王子様的瞬間もあったけれど、ライバルも出現!今回はジオルドの目の届かないところで秘密の時間が繰り広げられている。でも蒼井翔太としてはしっかり見ていますから『う~ん!?ふ~ん…』とか思いながら…」と笑わせつつ、「劇場版は最後もまた希望を持たせてくれるいいラストだった。儚く尊い時間でもありました」と手応えを語った。
atsukoも白馬の王子様的ジオルドがお気に入りのようで、「いいところに王子様という形でやって来るので『ジオルド、良かったね!』と思った」と言うと、蒼井は「白馬に乗った時の『ハッ!』という発声はアドリブです。もう言うしかないだろうと思って」と熱演を報告。これにKATSUは「白馬に乗っての『ハッ!』が言えるのは松平健さんか翔ちゃんかだね!」という例えも炸裂。
またangelaとの初コラボについて蒼井は「angelaのお二人は、両手を広げて僕を飛び込ませてくれる心の広さを持った先輩。色々な現場でご挨拶する際も『しょうたん!』と快く受け入れてお話をしてくれる。僕はいい意味で遠慮なく甘えさせていただきました」と感謝。今回のコラボは蒼井たっての希望だったようで、atsukoも「レコード会社にぜひぜひどうかそれを実現させてほしいとお願いしました!」と相思相愛だったそうな。
楽曲制作の舞台裏についてatsukoは「歌詞は翔太くんと一緒に書きたいと思ったので、私が大まかな歌詞を書いて、翔太くんが歌うところや歌詞を書いてほしいところは穴埋め問題的に空白にしました」と回想。蒼井も「atsuko姉さんから頂いた歌詞を見た時に、テレビアニメから主題歌を務められているだけあって『はめふら』愛が凄いと思った。
ここで、2023年も残すところあとわずかであることに因み、この1年で回収し忘れた“フラグ”をそれぞれ発表するコーナーへ。蒼井は「KATSUさんとは同じゲームをプレイしていることがわかったので『フォローし合いましょう!』と約束したけれど、まだフォローできていない!」と多忙ゆえになかなかゲームの時間が取れないと話し、KATSUが「僕はIDを送ったけれど申請が来ない…」とショボンとした様子。蒼井は「今年中にしっかりと繋がって、来年から一緒にゲームができれば」と約束していた。
atsukoは「毎年新年の目標を『カリスマになる!』にしているけれど、どうやら今年も無理みたい。カリスマは喋るのが早いとダメだし、みんなの注目を集めるためには声も小さくないとダメ。でも私はみんなにわかりやすく、かつ短い尺に色々な情報を詰め込みたいから早口になってしまう。でも来年こそは!」とカリスマ願望を語っていた。一方、KATSUは「ライブで『晴れのちハレルヤ!』をこの3人で歌いたい!」と今年実現できなかった分、来年に期待。するとatsukoと蒼井が即興で「晴れのちハレルヤ!」をアカペラ生歌唱!まさかのサプライズに観客は拍手喝采となるも、
KATSUは2人を見守るだけになってしまい、atsukoから「せめてボイパ(ボイスパーカッション)でもいいから参加して!」と突っ込まれていた。
atsukoの即興に乗った形の蒼井は「また2人で楽しんじゃいましたね!」と王子様スマイル。KATSUは「NOを言わない蒼井翔太!」とそのサービス精神に感動し「来年5月開催のKING SUPER LIVE 2024でフラグ回収ができれば」と期待を込めていた。
一同は、悪役令嬢のカタリナとして「はめふら」の世界に転生する妄想トークでも大盛り上がり。蒼井は「悪役を演じるのは楽しい。転生したら“悪井翔太”として色々な人のドレスの裾を踏みたい!」とニヤリ。atsukoは「モテモテに気づかないカタリナとは違い、モテモテに気づいて『今日は誰と踊ろうかしら?』とかやりたい。現世でやっていない分、転生先でやりたい!」と切実に語ると、KATSUは「攻略が難しそうな人を落としたい。誰がいいかなあ?」と妄想していた。
そんな3人のトークは大いに盛り上がったため、イベントの時間をかなりオーバー。最後の挨拶を求められると、“保護者”を自称するKATSUがしびれを切らして、スタッフが出していた「押してます」のスケッチブックを自ら持って2人にアピールする爆笑の場面も。最後に、蒼井は「カタリナの大きな愛がこの作品を物語っています。皆さんがカタリナのことを大好きであるように、どのキャラクターにも皆さんの大きな愛を注いでくれたら嬉しい」とアピール。
atsukoは「『はめふら』に出会えたことで今まで作ったことのないような楽曲が生まれたり、新しい気づきがあったり、そんな一期一会がありました。『はめふら』というハッピーな作品に出会えて、その楽曲を作ることが出来て幸せでした」としみじみ。KATSUは「劇場版のさらにその次に、こうしてまた皆さんとお会いできる日が来たら嬉しい」と呼び掛けていた。
劇場版『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』作品情報
公開日:12月8日(金)
原作:山口悟(一迅社文庫アイリス/一迅社刊) キャラクター原案:ひだかなみ
アニメーション制作:SILVER LINK.
配給:アスミック・エース
キャスト:
内田真礼、蒼井翔太、柿原徹也、鈴木達央、松岡禎丞、岡咲美保、水瀬いのり、早見沙織
小野賢章、村瀬歩、鬼頭明里、上田麗奈、日笠陽子、釘宮理恵
主題歌:「晴れのちハレルヤ!」angela×蒼井翔太
©山口悟・一迅社/劇場版はめふら製作委員会