ふるさと納税で『邪神ちゃん』新作アニメを制作、熊本に縁あるキャスト&キャラ大集合 先行試写会ではミニライブや裏話も〈レポート〉

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BS日テレほかにて放送が控えるTVアニメ『邪神ちゃんドロップキック【世紀末編】』について、本作の完成披露試写会が23日にベルサール秋葉原にて開催された。

『邪神ちゃんドロップキック【世紀末編】』とは、本年春開催のイベント「邪神ちゃんフェス」にて制作が発表された『邪神ちゃんドロップキック』シリーズのアニメ最新作。本作は熊本県高森町のふるさと納税を活用したコラボレーション企画で制作されたもので、全1話にて放送・配信が12月26日(火)に予定されている。

この日開催された試写会は4部構成となっており、うち初回「赤の部」には主演を務める鈴木愛奈さん、EDテーマを歌う熊本県出身のアーティストNESMITH (EXILE)さんとLeolaさん、高森町町長の草村大成さん、製作総指揮の夏目公一朗さんがゲストとして出演。本編上映後の登壇ステージでは最速放映となった本作の印象から楽曲の裏話まで、貴重なトークが繰り広げられた。

※以降、本編未公開につき一部ネタバレとなる言及があります。予めご注意下さい。

上映後、本作のオープニング主題歌「Apocalypse Day」を担当した鈴木さんがステージに登場。鈴木さんは見終えたばかりの観客に「いっぱい笑えましたか?」と伺ったのち、TVサイズにて本楽曲が生歌唱で届けられた。

歌唱を披露する鈴木愛奈さん

作品宣伝プロデューサーの柳瀬さんより本日の出演者がステージに呼び込まれると、無事にお届けできたとして皆さんは安堵した様子。さっそく先ほど披露したオープニング主題歌の話題になると、曲の印象を聞かれた鈴木さんは「作品にピッタリ」とした上で、アーティストとしてメタル調の曲が初めての挑戦だったと振り返った。

そんな本楽曲、イベント翌日の12月24日(日)に3.5万キャパのイベント会場・エスコンフィールド北海道にて“フル尺”で披露することが明かされ、ゲスト一同から驚きの声が。さらに「明日北広島(会場)に行かれる方いますか?」と冗談交じりで問いかけたところ、なんと客席から数名手が挙がり、会場全体にさらなる驚きがもたらされていた。

イベント歌唱などの作品外での楽曲への今後の期待が高まる中、話題はエンディング楽曲「ただいま」になり、歌唱を担当したLeolaさんとEXILE NESMITHさんのお二人からのトークが展開された。お二人ともに“熊本出身”という共通点がある事に触れつつ、「暖かい映像とともに届けられて嬉しい」と喜びを伝えた。

ここでは「(制作側と)かなり打ち合わせしたことが印象的だった」と楽曲制作の裏側に言及。事前に作品の絵コンテを照らし合わせながら「映像と歌が調和する」ことを大事にしつつ、高森町が熊本地震から復興した背景も込められていることを明かした。本楽曲の完成版を聴いたLDH(事務所)の担当者からは「鳥肌が立った」と評価上々だったという。

また、後日公開を予定している楽曲MVについては「ついこの間神保町で撮影してきました」とお二人。撮影では『邪神ちゃん』の作中にも登場した「ボンディ」や「文銭堂」などの神保町の名店でロケを行ったといい、各所で『邪神ちゃん』が浸透していたことに驚いたと振り返っていた。

トークは早くも終盤に入り、登壇した高森町町長の草村さんからは自治体としての取り組みが紹介された。高森町は阿蘇山という国内有数の観光資源が存在し、観光産業が発達した自治体である反面、他の産業が成長しにくく、災害や外部要因に左右されやすいという特性があると説明。こうした中での『邪神ちゃん』とのコラボで実現した本企画について「地元出身のアーティストたちと共に作品を届けられてありがたいです」と胸の内を明かした。

草村さん

なお、草村さん自身が一番気になっという「ケンシロウの出演シーン」については、『北斗の拳』を手掛けた出版社・コアコミックスの第2本社が高森町に所在するという縁があったことで実現したといい、高森町から世界で活躍するようなクリエイターの創出を目指していきたいとの展望も語られた。どんな展開と演出でケンシロウが登場することになったのかについてはまだ未放送なので、是非とも放送や配信をチェックしてほしい。

最後に各出演者からコメントが寄せられる中、制作総指揮を務めた夏目さんは「年内に放映する事ができて感無量です」と気持ちを伝えるや否や、「作品一本のために豪華アーティストで主題歌を2本作ってて、本当に(売上)収支は大丈夫なの?」と懐事情を赤裸々に暴露。「とりあえずふるさと納税を満額を高森町に突っ込みました」とユーモア溢れるやり取りも行われ、終始『邪神ちゃん』らしさが溢れたイベントになっていた。