『推しの子』関連ワードが「ネット流行語」で1/5を独占…赤坂アカ氏「小さな子供達に人気だなんて」感謝綴る


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ネット上のトレンドワードを表彰する「ネット流行語100」の授賞式が13日に都内にて開催され、マンガ『推しの子』が”年間大賞“として選出された。

ネット流行語大賞とは、ユーザー投稿型サイトのニコニコ大百科とピクシブ百科事典において、過去1年間で最も注目を集めた言葉を単語ページのアクセス数に基づきランキング化して発表する企画。イベントは同日19時よりニコニコ生放送にて無料中継されており、配信では約3時間にわたり事前に選出した「ノミネート100語」のランキングを一挙に公開。上位20位語にはその言葉にまつわる会社・関係者へトロフィーが贈呈された。

表彰式には年間大賞を獲得した『【推しの子】』の関係者として、作品から代表して集英社ライツ事業部の担当者が参加し、作品の紹介や受賞コメントを寄せた。また、同作からは作品名である『【推しの子】』だけでなく、作中に登場するキャラクター『有馬かな』『星野アクア』『アイ』3名が上位20位にランクインしており、同じ担当者が1時間に4度も登壇してトロフィーを受領するという珍しい事態に。

20位の『有馬かな』には「第二の主人公と言っても過言ではない、挫折を経験して乗り越えるキャラクターが愛されていると感じました。」とのコメントを寄せ、続く11位の『星野アクア』では視聴者からは「再放送w」とツッコまれつつも「アクアは正真正銘の主人公。原作は佳境を迎えている最中で、原作13巻は発売中です。」とキャラクターや原作に即したコメントを述べ、魅力を伝えた。

4度目となった年間大賞の登壇時は「もうお伝えすることはない」と困惑しつつも、本作の著者である赤坂アカ先生と横槍メンゴ先生から寄せられたコメントを代読。

赤坂アカ先生による完結作『かぐや様は告らせたい』の頃より作品に携わっていたことに触れつつ「こんな賞を取れるとは当時、誰も予想していなかった。」と明かし、直近11月には初のノベライズ「~一番星のスピカ~」を発売するなど新たな試みを続ける同作に対し「来年にはアニメ2期も控えており、さらに盛り上げていくので今後も注目していただきたい。」と寄せた。両作家からのコメントは以下の通り。

【推しの子】 ~一番星のスピカ~ (JUMP j BOOKS)

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赤坂 アカ, 横槍 メンゴ, 田中 創
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※プロモーションを含みます

『【推しの子】』赤坂アカ先生コメント:
この度はネット流行語大賞を【推しの子】という作品に、そしてキャラクターたちに与えて頂いてありがとうございます。
私は今まで、『かぐや様は告らせたい』など個人名義で作品を作らせていただいていたのですが、今回は横槍メンゴ先生と密に打ち合わせを重ね、赤坂アカ×横槍メンゴの名義で『【推しの子】』という作品を書かせていただきました。
メンゴ先生は、男性女性を問わず多くの人を魅了する作画が出来て、多様性を理解し、慮れるバランス感覚を持つ作家です。まずはメンゴ先生に感謝を申し上げます。
そして素晴らしいアニメ化を経て、本当にとても多くの人に届き、こうして流行語なんて言っていただけるようになりました。
小さな子供達に人気だなんて、連載を始めた時は想像も出来ないことでした。
僕たちの作ってきた作品が、こうして人々の印象と記憶に残り、時代の1ページになれたのなら、これ以上光栄なことはありません。本当にありがとうございます。

横槍メンゴ先生コメント:
このような明確な賞をいただけると、どうやら本当に「流行って」いるらしい!と、少し地に足ついたような感覚になれるのでありがたいです。大変光栄です。
兼ねてより自分はメジャーなコンテンツやキャラクタービジネスになり得るような作品を生み出せるタイプのクリエイターではない、とかなりはっきりと自認しており「ニッチでも必要としてくれた人の心に深く刺さるようなものを生み出せれば」という心持ちで活動を続けていくつもりでした。
そこに超弩級メジャーエンタメコンテンツを生み出す才能を持ったアカ先生が手を差し伸べて、この舞台まで引き上げてくれました。
そこを目指す、と決めたからには何重にも覚悟を決めたつもりでいましたが真っ直ぐこの場所だけを目指してきたわけではないためなんだか不思議な感じなんです。
実感がない。少しでも実感に近づける貴重な機会をありがとうございます。
舞台の上は思いもしなかったくらい、素晴らしい景色でした。

©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社

市井

著者 市井
オタク総研媒体統括 兼 合同会社サブカル通信社執行役社長。専門領域はアニメ、テクノロジー(ガジェット)、プログラミング、コンテンツビジネス。PRプランニングやIP調達なども担当しています。新作アニメ、海外スマホ、東南アジア好き。